2025.02.04 メディア

書籍「 新しい園芸の世界を切り拓く テーマパーク・ガーデンセンター」

新しい園芸の世界を切り拓く テーマパーク・ガーデンセンター


著者:尾崎明弘
出版社:幻冬舎
ページ数:224ページ
発売日:2025年2月4日

内容:
ただ植物を買うだけの場所から〝植物と触れ合い、感動できる場所〟へ――

圧倒的な品ぞろえと、ジャングルのような店づくりで園芸ファンの心をつかんだガーデンセンターの店舗戦略とは?

首都圏最大級のガーデンセンター「オザキフラワーパーク」――。一歩足を踏み入れると、定番の草花からマニアもうなるようなサボテンや観葉植物まで多種多様な草花が所狭しと並べられており、まるでジャングルに迷い込んだかのようです。また、3000坪という広大な敷地を活かした多彩な品ぞろえは、「ここにない植物はない」と言われるほど圧倒的なもので、植物ファンから「買える植物園」「植物の聖地」として絶大な人気を誇っています。このガーデンセンターの経営者である著者は、「園芸店はただ植物を売るだけの場所ではなく、人々が植物の魅力に触れ、感動できる場所であるべきだ」という考えのもと、独自の発想で従来の園芸店の概念を覆すユニークな店を作り上げてきました。
その考えの原点は、植物の輸出入業として滞在していたオランダでの経験にあります。100メートルおきに花屋があり、植物が人々の暮らしに溶け込んでいる街の光景に深く感銘を受けた著者は、「日本にもこの豊かな園芸文化を根付かせたい」と考えるようになりました。
帰国後、父が経営していた園芸店を受け継いだ著者は、試行錯誤を重ねながらも多彩な品ぞろえや専門知識を持つスタッフの育成、SNSでの情報発信強化などさまざまな改革を行い「植物のテーマパーク」を作り上げました。そして今も、日々多くの人に植物のある暮らしの素晴らしさを伝え続けています。

本書では低迷が続く業界の中にあって、独自の店舗戦略とブランディングによって植物ファンの心をつかんできた著者の取り組みを紹介しています。厳しい経営環境が続く中、自身の店舗経営や今後の業界のあり方を見つめ直したいと考える園芸業界関係者に、新たな視点と可能性を示してくれる一冊です。

 

一覧に戻る