植え付け時!アオダモ、クロモジほか雑木入荷ご案内
こんにちは。
今日の東京は最高気温の予報はなんと20度!
駆け足で春が近づいているような気候です。
それでも落葉樹の多くはまだ葉を出さず辛抱の時…
そんな落葉樹は2月が植え付けや剪定の適期になります。
なかなか流通量も少ない樹形の良い雑木が入荷いたしましたのでご紹介いたします!
▲クロモジ
クスノキ科の落葉中高木。
ダークグリーンの樹皮に不規則で入る黒い斑を文字に見立てて名付けた説が有力とされています。
枝や葉を折るとやや甘さのある、落ち着いた木の香りがするため「疲れを癒す木」と呼ばれることも。
その奥ゆかしい上品な香りを生かして、樹皮を残した爪楊枝にして和菓子に添えられることでも有名です。
植栽としてもそこまで大きくならず、大きくなっても直径10㎝程度で収まるため重宝します。
剪定はそこまでせず自然樹形に仕立て、野趣に富んだ株姿を楽しむのがおすすめ!
▲ダンコウバイ
漢字では「壇香梅」と書くクスノキ科の落葉中高木。
クロモジ同様3-4月に黄色の花を咲かせ春の到来を知らせてくれます。
その花色から「ウコンバナ」とも呼ばれ、似た時期に咲くサンシュユよりも淡い色合い。
先端が浅く三つに避けた、直径10㎝にもなる可愛らしい葉が特徴的です。
樹高も1-3mで収まってくれるためサブツリーとしても活躍。
決して派手な木ではないですが、近年再注目される良い木です。
花言葉は「永遠にあなたのもの」
▲オトコヨウゾメ
レンプクソウ科の落葉低木。
所謂ガマズミの仲間で4月頃に奥ゆかしい白い小花を咲かせます。
秋には紅葉と果実が楽しめ、実は果実酒でも味わうことができます。
樹高も2-3m、枝の太さも人差し指程度にしかならないため管理しやすいのもポイント。
乾燥と剪定を嫌うため、半日蔭で放任して育てるのがおすすめです。
▲ツリバナ
ニシキギ科の落葉中高木。
5-6月に直径1㎝にも満たない可愛らしい花が吊り下がった状態で咲くことが名前の由来。
その花が9-11月には朱色の果実となり、秋の風情を楽しむことができます。
病害虫に強く土壌も選ばないのも嬉しいところ。
半日蔭を好むためシェードガーデンにもピッタリです。
▲アオハダ
モチノキ科の落葉高木。
樹皮は明るい灰色で圧迫感がなく庭木としても人気です。
葉には光沢があり新芽は食用することも可能。
かつてはアオダモと双璧をなしていましたが、今では数も少なくなっているようで久々の入荷です。
幹は直立、枝は水平に伸びるのでスペースをとってシンボルツリーにぜひ。
▲アオダモ
モクセイ科の落葉高木。
木漏れ日感のあるナチュラルな小葉、涼しげで滑らかな枝ぶり、近年人気急上昇の雑木です。
特筆すべきは樹皮にでる白い斑で観賞価値が高く、山間部のような環境で育った個体はその斑がしっかり現れるため希少とされています。
材としても優秀で、堅く粘り気があり衝撃に強い為バットやラケットなどにも使われたりします。
人気と比例して価格もやや高騰しており、今回のような自然樹形・樹皮の株は入荷は珍しいです!
家のシンボルツリーをお考えのお客様におすすめ、ぜひその目で見比べてください。
この他にもヒメシャラ、イロハモミジ、ヤマツツジ、ナツハゼなどなど…
住環境や植栽の目的によっては落葉樹より常緑樹のほうが適当な場合も多いです。
ですが四季の移ろいを強く感じることのできる落葉樹も個人的には大変おすすめ!
常緑樹と合わせて植えることで冬も寂しくなりすぎず楽しめますよ。
枝を楽しむというのもなんとも乙です。
枝だけの時期ですがぜひ注目して見てみてください。
以上1F植木売り場からでした。