第4回観葉植物講習会イベントレポート

こんにちは2F観葉植物です。2024年も残り僅かとなりました。今回は先日、12月21日、22日に第4回観葉植物講習会を行いました。第4回のテーマは2024年人気だった観葉植物のご紹介とポインセチアの管理についてです。人気観葉植物はランキング形式でご紹介したいと思います。それではいってみましょう!

 

▲第5位 ビカクシダ

ウラボシ科のシダ植物になります。コウモリランとも呼ばれていて、昭和40年頃からランの生産者が栽培量を増やして一般に知られるようになりました。当時ランは高級な植物というイメージがあったため、「○○ラン」と名付ければ注目されるだろうと考えられます。コウモリが羽ばたいている姿に見えることからコウモリランと名付けられています。ビカクシダの由来は鹿の角に似ていることからビカクシダと呼ばれています。ビカクシダの原種はアフリカ、マダガスカル、アジア、太平洋諸島、オーストラリア、南アメリカの熱帯に18種がります。2種類の葉っぱを持っていて、鹿の角の様な形をしている胞子葉と株元に張り付く貯水葉があります。

ビカクシダの人気の理由として、インテリア映えする見た目と、他の植物と違い板付けにして楽しみ事も人気の特徴の1つだと思われます。写真はホルタミーになります。

▲第4位 フィロデンドロン

サトイモ科の植物になり、フィロデンドロン属は600種類以上ある観葉植物になります。白やピンクの斑入りや、葉がギザギザのタイプやハート型のタイプなど様々な種類があります。種類によっては株が直立するタイプやツル状に生長するタイプがあります。ツル状のタイプはどんどん伸びていくので、吊り鉢にもオススメです。最近は小さい苗から出回ることが多いので、小さい苗のうちから大きくするのも楽しみの1つです。フィロデンドロンの原産地には大きな木が沢山茂っています。丈が小さい植物ほど日差しが当たりにくい環境のため、フィロデンドロンは日光を求めて気根やツルをどんどん伸ばす性質があります。

人気の理由の一つとして、種類が沢山あって集めるのが楽しい部分と、耐陰性も強く育てやすいのが特徴の1つだと思われます。

▲第3位 アロカシア

サトイモ科の植物で、近年では「アロイド」というサトイモ科の植物総称で親しまれています。熱帯アジア原産の植物になります。観葉植物としてよく出回るのが。葉の大きいクワズイモと呼ばれる植物です。大型の「アロカシア オドラ」、小型の「アロカシア ククラタ」と呼ばれる種類もあります。お水は土の表面が乾いたらたっぷり与え、湿度高めの空間を好むので葉水はまめに与えます。また鹿沼土や日向土をベースにした水はけの良い土で植えると生育が良くなります。生長期に肥料をしっかり与えるとどんどん大きくなります。

人気の理由の1つとして、アロカシアは葉の大きさや模様、形などバリエーションが広く集める楽しみがあるのが特徴の1つだと思われます。

▲第2位 エバーフレッシュ

マメ科の中南米やエクアドル原産の植物になります。涼し気な観葉植物ランキング上位には入る植物だと思います。涼し気な見た目の割に葉っぱがパラパラと落ちてしまった経験のある方もいらっしゃると思います。エバーフレッシュは観葉植物の中では比較的お水を好む種類になります。また日光も好むので、水切れで枯れてしまったり、日光不足で枯れたりします。また環境の変化で葉を落とすこともあります。お店からお家に移動して環境に慣れるためにパラパラ落とす時もあります。時間が経てば落ちるのは収まってきます。またエバーフレッシュは根が細いので、植え替えを行ったときに根をいじりすぎてしまうとパラパラ落ちてしまうリスクは上がってしまします。エバーフレッシュを植え替える際は根鉢をあまり崩さずにそっと植え替えてあげるのがいいです。

人気の理由として、他の観葉植物と比べて葉が細かく涼し気で葉が可愛らしいのが、理由の1つです。また価格、サイズもお買い求めやすい商品からあるのも考えられます。

▲第1位 フィカス

栄えある第1位はフィカスになります。フィカスは「ゴムの木」としても呼ばれるクワ科の植物になります。原産地は東南アジアや南アフリカ原産になります。耐陰性が強かったり、乾燥に強かったりするので観葉植物のなかでも屈指の育て方を誇ります。

人気の理由としてとにかく育てやすい。価格、樹形の選択肢などのバリエーションがとても広く簡単に育てられるため、安定した人気があります。

果たして2025年はどんな植物が流行るのでしょうか!!?

ここからはポインセチアの管理になります!

▲トウダイグサ科のユーフォルビアの仲間になります。原産地は中南米やメキシコ原産の植物になります。ポインセチアは、花芽の形成が短日性である「短日植物」です。昼の長さが短くなると茎や葉を伸ばす段階から苞ができて花芽を作る段階へと移行し、その後苞が色づいていきます。夜間に光を完全に遮断することで、綺麗な色づきを楽しむことができます。この作業を「短日処理」と呼びます。目安として1日の最低気温が15度を下回り、室内に取り込む時期になったら行います。日中はしっかりと窓越しの日光に当て、午後5時~翌朝の午前8時まで段ボールの箱などを被せて、完全に光を遮断します。この作業を20~30日ほど続けていると、花のように美しい色づきの苞ができます。ポイントは「光を完全に遮断すること」です。

水やりは土の表面が乾いたらたっぷり与えます。色付いた苞の部分に水が付くとシミになることがあるので、株元にお水をあげます。肥料は冬の時期は生長が止まっているので与えません。春、秋に化成肥料を与えます。

年に2回、春と夏に枝を刈り込み、更に大きく丈夫に育つようにします。春、4~5月の新芽が伸び始めた頃に、1回目の剪定を行います。剪定する事によって、間延びし、みすぼらしくなった株を再生することができます。

以上2F観葉植物でした。

 

 

 

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