白やピンク、カラフルで魅惑の斑入りアロイドをご紹介!

こんにちは、観葉植物担当です。

暖かくなり、さっそく初夏の陽気になりましたね。夏と言えば…海?スイカ割り?いいえもちろんアロイドですよね!ということでアロイドのご紹介になりますが、今回はその中でも希少な斑入りの個体を選抜させて頂きました。

いきなりですが、「斑入り」というものをご存じでしょうか?斑入りとは、本来は緑のはずの植物の一部に白や黄色、ピンクなど別の色が混ざった状態の個体を指します。唯一無二の葉模様を持ちます。

▲モンステラデリシオーサ斑入り/モンステラボルシギアナ斑入り

ここ最近でようやく出回り始めたこともあり、斑入りブームの代名詞ともいえるのがモンステラの斑入りな気がします。斑入りが発現するのには様々な理由があり、葉緑素の異常・強光や過剰な紫外線・遺伝子の混在・環境要因などがあげられます。ただ意図的に斑を出現させることは難しく、突発的な出現がほとんどな為希少価値が高くなっています。

▲アロカシア グリーンベルベット斑入り

アロカシアの中でも、高級絨毯の様な質感から人気の高いグリーンベルベット。真っ白でとても綺麗な葉ですが、斑の部分には葉緑素がほぼありません。そのため他の緑の部分でしか光合成できなく、普通種よりも日光を欲します。ただここで注意点ですが、白い部分はいわば細胞むき出しの状態の為とても繊細です。 日光を欲するからと言って強い光に当ててしまうと緑の部分は平気でも白斑の部分だけ枯れこんでしまうことがよくあります。

▲アロカシア オドラバリエガータ斑入り

アロカシアオドラ、いわばクワズイモの斑入りです。斑の入り方にも様々あり、まばらに緑や白が入る散り斑・葉の左右にのみ斑が入るハーフムーン・葉の全体が斑になるフルムーンなど、ランダムで違った葉を展開してくれる為新芽の展開が待ち遠しいですね。

▲エピプレナムピナツムマーブルクイーン

半つる性のエピプレナム。垂らせばハンギングとして楽しめて、登らせると着生し徐々に葉を大きくしてくれます。ご覧の通り同じ模様の葉が一つもないんです!ただ斑入り植物は遺伝子のバランスが不安定で、本来の緑の葉に戻ることがあります。その際は茎ごとカットして切り戻ししましょう。

▲シンゴニウムレッドスポットトリカラー

こちらはシンゴニウムの中でも三色の葉模様が魅力の品種です。斑入りの葉模様は遺伝子や個体差は勿論影響しますが、生育環境や光量も大きく影響します。斑が焼けない程度に調節しながら少し強めの光を当てるのがコツです。環境を変えた直後は葉が枯れこむ可能性がありますが、その後に展開した葉はその環境に順応してくれるでしょう。暗いとより光合成しようと葉における緑の面積が増えがちです。

▲モンステラアダンソニー斑入り

マドカズラの斑入りです。こちらとても面白い株でして、ハーフムーンや散り斑、クリーム色の斑やミント色の斑まで一株で楽しめちゃいます。従来のモンステラのように節ごとにカットし、挿し木で増やすことが出来ます。ただ斑入りの場合は挿し木で増やした個体が緑に戻ってしまうことがよくあります。斑入りの個体を10節切って発根させたとしても6株斑入りが展開すれば良い方だと思います。

▲フィロデンドロンピンクバーキン

白く細かいストライプ模様の斑が入るバーキンの中でピンク色の斑が入る個体。斑入りの中でもピンク斑は珍しく、ここからは成分の話になりますが、元々葉にある葉緑素のクロロフィル(緑色)が遺伝子の変異やウイルスによって欠乏し、紫外線から身を守るためにアントシアニンという赤い色素を持った成分が前に出で来ることによってピンクになります。植物の力は素晴らしいものですね。

少し管理にコツがいる斑入り植物達ですが、それでもほしくなってしまうほどの魅力を兼ね備えています。この機会にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

皆様のご来店心よりお待ちしております

以上観葉植物担当より

 

 

 

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