「この花の耐寒性はどれくらいなの?」など冬の悩みを解説!
こんにちは、1階花苗担当です。
近所を通る際にランタナや日々草など夏のお花がまだ植わっている姿を見ると、改めて植物の生命力に驚かされてしまいますね。朝晩の冷え込みも本格化し、これを機にお庭を冬バージョンに衣替えしてみてはいかがでしょうか?
さて今回はそんな冬のガーデニングに尽きない悩みでもある「お花ごとの耐寒性と寒さ対策」についてお話しさせていただきます。
〇まず耐寒性です。今回は①冬でも植えっぱなし➁外で管理しつつ、雪が降るような寒い日のみ加温する③外で管理しつつ、寒い日のみ加温する④昼間のみ外に出し、朝晩は室内に取り込むの4グループに分けてご紹介します
①寒さはへっちゃら!冬でも外管理できるお花

▲ガーデンプリムラ

▲クリスマスローズ

▲ボンザマーガレット

▲カルーナ

▲ラナンキュラスラックス

▲スーパーアリッサム

▲パンジー/ビオラ
➁基本的に植えっぱなしで大丈夫ですが、雪が降るような寒い日に霜に当たると株が痛むことがあります

▲ガーデンシクラメン

▲エリカ

▲ブラキカム

▲ネメシア

▲イベリス

▲スキミヤ

▲マーガレット

▲シロタエギク

▲葉牡丹

▲アリッサム

▲ストック
③外管理で大丈夫ですが、寒い日の朝晩は加温すると安心です

▲多肉植物(冬型多肉やエケベリアなど)

▲ラナンキュラス

▲アネモネ

▲プリムラ

▲ユーフォルビア

▲ゼラニウム

▲サイネリア
④朝晩は室内に取り込みましょう。ただ日光と風通しを好みます、日中は日に当てましょう

▲シャコバサボテン

▲シクラメン

▲ポインセチア/プリンセチア
〇次に「よく加温してと言われるけど具体的にどうすればよいの?」についてです
方法は4パターンあります
①室内に取りこむ→1番安心ですが、暖房の風が直接当たると乾燥しすぎて傷みやすくなるため注意です
➁簡易温室に入れる→寒さよけなら安心です。風通しが悪くなる為こまめに換気し蒸れに注意しましょう
③不織布などを掛ける→低温よりも冷たい風によるダメージの方が多いです。不織布を掛けるだけでも十分効果的です
④軒下に移動させる→同じく冷たい風除けのためです
等が挙げられます。最低気温と植物の耐寒性に応じて加温方法を変えてみても良いと思います!
〇次に「水やりについて」です
私たちが寒い日に濡れた服でいるとより寒く感じるように、植物も寒い日に土が湿っているとよりダメージを受けてしまう場合があります。そのため、なるべく暖かい午前中にお水やりしましょう!植物によっては寒い日は水を控えたりと間隔を調節しても良いかもしれません。地上部が痛むより、根が傷むときの方が回復に時間がかかってしまいます。そのため本体はもちろん、根の加温も意識してみましょう
〇最後に「地植えについて」です
耐寒性、耐暑性がある多年草であれば基本的に地植えできます。ただ、こちらに関しても私たち同様「慣れ」がとても大事になってきます。同じ環境を経験したうえで地植えする場合と、買った直後の苗を地植えするのでは訳が違います。個人的にはある程度鉢植えで管理し、育てる環境に慣れさせた後に地植えする方がおすすめです
一見手間がかかりそう…と思ってしまいそうですが、いざ育ててみると耐寒温度以上の寒さにも耐えてくれたり、その分冬にしか見れない色や姿を見せてくれるこの時期を楽しんでみてもいかがでしょうか?
皆様のご来店、心よりお待ちしております
以上花苗担当より