多肉植物界のバラ!?~エケベリアの世界~

こんにちは1階外売場担当です。今回お話しさせていただくテーマは私が一番好きな植物「エケベリア」です。エケベリアのハイシーズンは春と秋ですが、紅葉により葉の色が1番綺麗な今の時期だからこそご紹介させていただきます。

既にエケベリアを育てている方はもちろん、まだ知らなかった方にも魅力をお伝えすることが出来れば幸いです!魅力や思いを詰め込めすぎて長くなりすぎないように気を付けます(笑)

 

エケベリア メキシコから南アフリカ原産、生育適温15℃~25℃の春秋型多肉植物。バラの様な可愛らしいシルエットはもちろん、水分の少ない過酷な環境下で耐え抜くために進化していき丈夫な性質を持っていることも魅力ですね。コンパクトに育てられコレクション性があるため、一度入ってしまったらまるで沼…ですね

まずは品種による様々な自己防衛の手段と、バラの様なシルエットの秘密に迫ります!

▲エケベリア ラウリンゼ( Echeveria ‘Laulinze’)エケベリアの中でも「ラウイ」と「リンゼアナ」の交配種。表面にブルームという糖の一種を生成し、水分の蒸発を防ぐと共に紫外線や寒さから身を守ります。ぶどうなどの果実にも似たような現象がみられることがありますね

▲エケベリア パープルローズ(Echeveria ‘Purple Rose’)紫がかった葉色と尖ったフォルムが魅力。葉を硬質化させて水分の蒸発を防ぐとともに、外敵に食べられないように身を守っています。他にもエケベリアアガボイデス(Echeveria agavoides)なども似たような防衛方法を持ちます。

●美しいバラの様なシルエットもエケベリアの魅力ですが、ロゼット型と呼ばれるこの形にも多数の意味があります。

①植物体の高さが高くなればなるほど必要な水分量と吸い上げるために必要な力が多くなるため、なるべく低く成長していった

②岩の隙間に自生したり、他の植物の陰になってしまった個体が効率的に全体の葉に光を吸収する形に進化していった

③なるべく低い位置で育つことにより風の影響を受けにくくした(飛ばされないように/冷たい風を受けないように/乾燥対策)

④夜間の冷え込みから新芽の生える中心の生長点を守るため

→そのため、水をあげすぎる・風が滞留する環境・日当たりが悪い環境などで管理していると形が崩れバランスが悪くなってしまいます。捉え方を変えると「過酷な環境だから進化したのに、その必要ないんじゃないか…?」と思わせてしまうことになります。可愛さが故に甘やかしてしまいたくなる気持ちはわかりますが、メリハリのある管理を心掛けてあげましょう!

●続いての魅力は紅葉です

季節によって色が変化します!そのなかでも冬が1番、葉色が変化する時期の為今しか見れない姿をお楽しみいただけます

紅葉の種類には大きく分けて3パターンあります。

表面が青白くなる/株全体が赤or紫に染まる/先端のみ赤やピンクに色ずく

これらは一時的で、気温が暖かくなってくると葉色は緑色に戻っていきます。

なぜ色が変化するの?

すごく大まかに言うと葉の内部には「緑色をした、光合成するためのクロロフィル」と「赤や紫色をした紫外線や寒さから身を守るためのアントシアニン」が存在します。内部の成分たちをどれだけ表面に出すか、季節に応じて調節しているのが紅葉の仕組みです。ただ、どの成分をどれだけ持っているかは品種や個体によってさまざまな為、紅葉にも複数のパターンが生まれます。とても興味深いですね

おや、ぽろっと取れてしまったエケベリアの葉ですね。よく見ると…先端から根と子株が出てきているのがおわかりでしょうか!生命力の強いエケベリアは葉一枚からでも増やすことが出来ます(葉挿しと言います)植え替え時などに取れてしまった葉などは葉挿しで有効活用してみましょう♪葉の付け根辺りを軽く土に植えると1~2週間程で芽が出ます。水やりは芽が出るまで上げなくでも大丈夫です。

根を完全に除去した状態で販売する「抜き苗販売」というものも存在します。こちらも土に置いておくと自然に根が生えてきます。生命力の高いエケベリアならではの販売方法ですね。発根する過程を楽しむとともに、寄せ植えを作る時に使うととても楽です

●植え替えについて

春ごろ(4月~5月)に葉の直径が鉢の直径を越えたら植え替え時です。急速に株が大きくなる植物ではないため、根の整理と土の入れ替えを目的とし2年に1回ほどを目安に植え替えをしましょう。サイズは今植わっている鉢よりも1.5~2回り程度大きな鉢が良いでしょう。

排水性の良い多肉植物用の土を使う際は、鉢の種類は気にせずお好みのものをお選びください!個人的には素焼き鉢がおすすめです。排水性がそこまで高くない土を使う場合は、スリット鉢などを使うと良いでしょう。

●エケベリアの花芽 春や秋ごろに不定期で花を咲かせることがあります。小さくて可愛いですね!他に花芽が上がった株と交配させて種を取ることもできます。ただ、形が崩れたり、多くの体力を消耗してしまう原因にもなるため交配目的ではない場合は、開花したら根元から切りとると良いでしょう。私は切りとったエケベリアの花芽で花束を作ります!

▲エケベリアツインベリー錦 珍しい斑入りのエケベリアです。ルノディーンなどを筆頭に1大ブームブームが来たこともありましたね~色のコントラストがとてもきれいなおすすめ品種です。

 

●オススメの用品 続いてエケベリアで使う用品のご紹介です!

まずは土ですが、排水性と通気性の高い土が良いです!
排水性が悪かったり、通気性が悪く蒸れてしまうと根腐れなどの原因になってしまいます。


▲当店で販売しているエケベリアに使用できる土です。土に元肥としてマグァンプK混ぜると良いです。

続いて肥料です。肥料の与えすぎは間延びしてまい株の形崩れる原因になってしまいます。なので即効性があり与えたい時に与えられ量も調節できる液体肥料がオススメです!
また寒い冬の時期は生育期間ではないため肥料は控え、春~秋に週に1度ほど与えるのが良いでしょう。


▲ハイポネックス・リキダスなど

室内で育てる方向けにオシャレな育成ライトもあります。光量が足りないと光を求めて曲がって育ってしまうなどキレイに育たなくなってしまいます。


▲Yew-7w(写真ホワイト)本体ブラックとホワイトの2カラーあります。ダイヤルで光量の調整もでき室内観葉におススメです!

便利な小物もご紹介します!

▲ちっちゃい土入れ 持ち手付きの小型の土入れ。小さな鉢や化粧砂を入れる際に小回りが利くので細かな作業にとても便利です!

▲ガーデンハンドブロワー エケベリアは水を与えた際に葉の間に水が溜まりがちです。その水をそのままにしてしまうと冬は冷えて体温が下がり株を弱らせ、夏は水滴が太陽光で乱反射し葉焼けの原因になってしまいます。せっかく水を与えたのに弱ってしまった!なんて事にならないよう水を与えた後はこれでシュシュッ!と水滴は飛ばしましょう!

丈夫で育てやすいことから多肉植物を育て始めてみたいと思っている方にもおすすめのエケベリア。1つの株を作りこんでいく楽しみや寄せ植えにしてアレンジする楽しさ。また、育てていくうえで色が変化したり、花芽が上がったり生命力に驚かされたりと、とにかく驚きの日々、深堀り要素満載なんです!これを機にエケベリアライフ初めてみませんか?

以上1階外売場担当でした

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