はじめまして

いよいよ桜も満開かという矢先の冷たい雨。真冬のような天気で幕を開けた新年度、皆様いかがお過ごしでしょうか。
はじめまして、店長の山田と申します。本日より遅ればせながら私もブログを始めてみることになりました。

商品やイベント等の紹介は各部署のスタッフにより、すでに皆様にお届けさせていただいておりますので、
ここでは、気まぐれに雑感のようなものをひっそりと書かせていただければと思います。
文章メインの読みにくいものになるかと思いますが、お時間のある方、お付き合いいただければ幸いでございます。

さて第一回目に何を取り上げようかと考えておりましたが、私は屋外植物を専門に担当しており、一年草の花壇苗から
宿根草、ハーブ、山野草など様々な植物を日々扱っております。そして丁度今、皆様にぜひ知っていただきたい植物が
可憐な花をつけていることに思い至りました。

それがこちらのラシルスです。

ラシルス・ヴェルヌス ’ローゼンエルフ’ Lathyrus vernus ‘Rosenelfe’

ラシルスとは聞きなれない属名かもしれませんが、実はとても有名なある花を含みます。
それは春の切り花でも人気のスイートピーです。

スイートピー 学名 ラシルス・オドラトゥス Lathyrus odoratus

スイートピーことラシルス・オドラトゥスは南ヨーロッパ原産のつる性の一年草です。秋に種をまくと旺盛につるをのばし、ひらひらとした軽やかな花を6月
くらいまで咲かせてくれます。オドラトゥスという種小名の通り、甘く良い香りがします。
本題に戻りましてラシルス・ヴェルヌスですが、こちらは広くヨーロッパからシベリアにかけて分布する多年草です。
同じ属に含まれているのに、こうも見た目が異なるのは面白いですね。
なぜ私がこの植物を紹介したいかと申しますと、まさに欧州の春という雰囲気をまとった見た目の可憐さと合わせて、非常に強健な性質を
持ち合わせているからです。シベリアまで分布しているので、寒さに強いのは勿論ですが、嬉しいことに耐暑性もあるのです。
見た目のイメージでは、夏の強い日差しを浴びるとすぐに枯れてしまいそうですが、当店の位置する東京練馬の猛暑もなんのその、
特別に管理しなくても簡単に夏越ししてくれます。目立った病害虫もなく非常に育てやすいと言えるでしょう。
そして年々大株に育ち春の開花期にはあふれるように花をつけます。
こんなに魅力的な宿根草なのに、生産しているナーセリーがほとんどなく、当店では1、2件の生産者さんからかろうじて仕入れることができ、
店頭に並べられているのは大変嬉しいことです。

毎年のように新しく品種改良された草花が登場し、それらに出会うのはとても刺激的なことでありますが、その陰で目立たないけれど大きな魅力を秘めた植物に
業界全体がもっとフォーカスしていくようになったら、素敵だなと思っております。

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