オザキ社長の「今シーズンのイチオシ」【2024年・晩夏〜秋編】
オザキフラワーパーク代表・尾崎明弘が今シーズンのおすすめ品種を紹介! 季節は夏から秋へ。観葉植物でお部屋を素敵に彩ってみませんか。どんな植物を買うかで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
オザキフラワーパーク代表・尾崎明弘
1969年生、東京都出身。2007年より株式会社オザキフラワーパーク代表取締役社長。首都圏最大級の品揃えを実現しつつ、地域に根付いた店づくりを信条としている。お気に入りの花はセントポーリア。
夏らしく、秋らしく
まだまだ夏らしく生き生きとした植物をお部屋で楽しみたいという方へオススメなのは、オーガスタやフェニックス・ロベレニー。
まるでバナナのようなオーガスタの大きな葉っぱは、存在感があり南国感を演出するのにピッタリです。大株になると美しいお花をつけてくれることもあります。売り場にある4mのオーガスタは毎年春になると見事な花を咲かせていますね。
大きく伸びやかな葉っぱが特徴のフェニックス・ロベレニーも、オーガスタに負けず劣らず、トロピカルな魅力に溢れる植物です。ヤシ科らしい葉っぱで、一気に夏へ逆戻りできそうです。
来る秋の風のように涼しげな植物をお求めなら、エバーフレッシュやソフォラはいかがでしょう。
チャームポイントは何といっても、いかにもマメ科らしい小さく可愛らしい葉っぱ。どちらもその軽やかな見た目から高い人気を誇ります。残暑を乗り切るための涼を求めて、お部屋に一鉢飾ってみるのも良いかもしれませんね。
愛でて、曲げて、飾って──自分好みのインテリアグリーンへ
クーラーのきいた室内では人も観葉植物も乾燥しがち。乾いた土に水をたっぷりあげるのは勿論のこと、種類によっては葉っぱに霧吹きをして湿度を保たせてあげることも大切です。見た目も涼しげになって一石二鳥ですよ。
初心者の方には、水やりのタイミングの目安を教えてくれる水やりチェッカーも便利でオススメです。愛情を込めてきちんとお手入れをしてあげれば、これからの時期、伸長や新芽を存分に楽しむことができます。詳しい育て方のポイントは、ぜひお気軽に売り場のスタッフへお声かけください。
植物にしてあげられるお手入れは、水やりだけではありません。私が個人的に育てているウンベラータは、天井の高さまで届いたあたりから、枝を紐で吊って曲げていました。柔らかい内の枝は、こうして成長する方向をアレンジできるんです。曲げた後の枝は光のある方に向かって伸びていくので、どんな樹形にしたいか考えるのも楽しいものです。
好きなものを幹に下げてみたり、植物の愛で方は人それぞれ。ぜひ自分の大好きを目いっぱい詰め込んだ一鉢で、お部屋作りを楽しんでみてください。
夏休みの冒険はジャングルで
当店の観葉植物売り場が、年中ジャングルのようになっていることはご存じですか。所狭しと並んだ大量の植物の中から自分好みの鉢を見つける様は、まさに宝探しです。ジャングルの中にあるのは、鯉の池に、ピラニアの水槽、そしてなんとお風呂まで!
湿気を好むネフロレピスやフレボディウムなどシダ系の観葉植物は、お風呂の中まで植物でいっぱいにしたいなんて夢を叶えるには打ってつけです。観葉植物売り場では、こうしたディスプレイも今後増やしていく予定ですので、理想のお部屋作りの参考にしていただければと思います。
夏の長期休みということもあり、今の時期は小さなお子さま連れのご家族が沢山いらっしゃいます。残り僅かとなった夏、是非ともご家族でジャングルへいらしてくださいね。秋になってもお部屋を彩ってくれる素敵な宝物が、きっと見つかりますよ。