モリンガ(マルンガイ)

  • ワサビノキ科

  • モリンガ属

  • 流通名(和名)

    モリンガ、マルンガイ、カムンガイ、ミラクルツリー、マルチパーパスツリー、ワサビノキ

  • タイプ

    常緑中高木(環境によっては落葉)

  • 原産地

    北インド

  • 草丈/樹高

    10~12m

  • 花色

  • 耐寒性

    弱い

  • 耐暑性

    強い

  • 花言葉

    「嬉し涙」「目覚め」

モリンガ(マルンガイ)

モリンガ(マルンガイ)の特徴

日本ではまだあまり馴染みがありませんが、「生命の木」や「奇跡の木」などと呼ばれており、スーパーフードのひとつとして世界的にも注目されている植物です。

インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、300もの効果があるとされ、乾燥した葉をお茶に、粉末化した種や根の皮、生葉など、さまざまな料理にも利用されています。
カルシウムや鉄分、各種ミネラル、必須アミノ酸も全て含まれ、ポリフェノールの含有も、赤ワイン約30倍にもなるそうです。
コレステロール低下、視力向上、血圧調整、抗うつ、免疫向上、抗炎症、抗菌、抗加齢、消化の補助、便秘の解消、解毒作用、食欲抑制、血糖コントロール、消化・代謝の促進、抗酸化、認知機能の向上・・・様々な効能が期待されています。

また、二酸化炭素を吸収する力が強く、一般の植物の約20倍、杉の木の約50倍とも言われ、人ひとり分のCO2排出量(年間約320kg)をたった2本のモリンガで相殺できるともされ、地球環境をよくする植物としても注目されています。

葉、茎、花、実、種、根すべて利用でき、捨てるところがない万能食材とされ、スーパーフードのひとつとして、お茶、サラダなどのほか、スープや煮込み料理、スイーツなどさまざまな料理に利用されています。

モリンガ(マルンガイ)の栽培

置き場所

日当たりが良く、風通し、水はけのよい用土で育てます。水はけの悪い環境では根腐れで枯れることがあります。
春秋は戸外の日光下でも大丈夫ですが、真夏の猛暑や強光で葉焼けしたり弱ったりする場合がありますので、夏は涼しい半日陰に置いてください。
寒さには弱いので、冬は室内に取り込んでください。
比較的成長が早く、1年で2mくらい生長します。
常緑中高木ですが、当店では初夏~夏(6~8月ごろ)ごろにハーブコーナーに苗が入荷します。

水やり

基本的に乾いたらたっぷりとお水やりをします。
真夏は日中にお水やりをすると鉢中の温度が上がり根を傷める場合がありますので、気温の上がらない朝方か、涼しくなってからの夕方以降にお水やりするようにしましょう。
冬は水やりを減らし、乾かし気味にします。

肥料

春秋の生育期間に緩効性肥料を施します。
有機肥料は、虫やカビなどが発生しやすくなります。ベランダ菜園などでは、IB化成などの化成肥料にした方が虫が発生しにくいです。

注意点

海外でのラットへの投与による報告例として、妊娠中の方は、モリンガ(加工品も含む)の摂取は控えた方がよいとの事です。