ブロッコリー

  • アブラナ科

  • アブラナ属

  • 流通名(和名)

    ブロッコリー、メハナヤサイ、ミドリハナヤサイ

  • タイプ

    一年草

  • 原産地

    地中海沿岸

  • 草丈/樹高

    ~80cmほど

  • 耐暑性

    やや弱い

  • 花言葉

    「小さな幸せ」

ブロッコリー

ブロッコリーの特徴

ブロッコリーは、キャベツの変種で、品種改良をされて現在の形になったといわれています。蕾および茎を食用とするお馴染みの緑黄色野菜です。
β-カロチン、ビタミンE、K、C、葉酸を多く含み、栄養価が高く、抗酸化作用、解毒効果、などの効果があるとされ、中でも抗ガン作用をもつスルフォラファンは最近注目されています。スルフォラファンは、ブロッコリーの新芽(スプラウト)に多くに含まれる事から、ブロッコリースプラウトも近年スーパーなどで見かけるようになりました。

ブロッコリーの栽培

用土

弱酸性の土壌を好みます。酸性が強い場合は、植え付けの2週間ほど前に苦土石灰をまいて調整します。
植え付けの1週間くらい前になったら、堆肥、化成肥料を施してよく耕しておきます。連作を嫌いますので、前回アブラナ科を植えた用土は再利用しないようにしましょう。
プランターの場合は、一般的な培養土は弱酸性になっていますので、そのままで大丈夫です。
鉢植えでは定植後にIB化成などを施しますので、元肥はなくても大丈夫です。

タネまき

タネまきから収穫まで、早生種では約120日、晩生種では145日くらいで収穫できます。
発芽温度は20~25度、生育適温は15~20度くらいで、冷涼な気候を好みます。

早生種「シャスター」、中早生「ハイツSP」、中晩生「グリーンビューティー」、晩生「エンデバーSP」などの品種があります。

秋に収穫するには、7月中旬~8月上旬に種をまき、定植は8月中旬~9月、収穫は10月~です。
冬春に種まきする場合は、2月上旬~2月下旬に種まき、定植は3月下旬~4月中旬、収穫は5月~6月になります。(※関東基準)

1cm間隔くらい、ポットにまく場合は3~4粒、覆土はタネが隠れる程度にして、たっぷりと水やりをします。
夏まきの場合は、寒冷紗やよしず等で、涼しい環境になるようにしましょう。

本葉2枚になる頃にビニールポットに移植し、間引きしながら1本立ちにします。本葉が5~6枚程度になったら定植します。

定植

畑の場合は、だいたい株間40cmくらい、65cmプランター(野菜用の深いもの)では2株が目安です。
虫がつかないよう、トンネルを作り防虫ネットや不織布などで保護しましょう。

肥料

プランターの場合は、定植後、2週間後くらいに、IB化成などの置き肥を施します。
(有機肥料は、虫やカビなどが発生しやすくなります。ベランダ菜園などでは、IB化成などの化成肥料にした方が虫が発生しにくいです。)
畑も、プランターの場合も、2~3週間に一回くらいの割合で定期的に追肥をします。

収穫

茎の一番上についている「頂花蕾」の大きさが10~15cmぐらいになったら収穫できます。
株全体を引き抜くのではなく、頂点の蕾の下の部分から切り取ります。
切った後は、脇芽から再び蕾が出ます。「頂花蕾」ほどは大きくなりませんが、脇芽の蕾も何回か収穫可能です。

ブロッコリー苗