カリフラワー

  • アブラナ科

  • アブラナ属

  • 流通名(和名)

    カリフラワー、ハナヤサイ

  • タイプ

    一年草

  • 原産地

    地中海沿岸

  • 草丈/樹高

    ~60cmほど

  • 耐寒性

    やや強い

  • 耐暑性

    やや弱い

  • 花言葉

    「お祭り騒ぎ」

カリフラワーの特徴

ブロッコーリーが緑ならカリフラワーは白い淡色野菜です。ブロッコリーが突然変異して花蕾が白化したものだとされています。
ブロッコリーに比べて柔らかく甘みがあり、サラダやスープ、シチュー、煮込み料理など、さまざまな料理で食されています。
ブロッコリー同様、ビタミンC、B6、葉酸などを多く含む栄養価の高い野菜です。

白いタイプが定番ですが、オレンジ色や紫色など、カラフルな品種もあります。
オレンジ色の品種は茹でてもオレンジのままですが、紫カリフラワーは茹でると青色に変化します。また酸性にも反応し、ドレッシングなどかけると今度は赤くなります。(品種によってはオレンジになる場合もあり)なんとも不思議ですが、鮮やかな色の変化は一見の価値あり、とか。

また、フラクタル幾何学模様の美しい「ロマネスコ」もカリフラワーの仲間で、その幾何学的な造形の美しさから「神が人を試すために作った野菜」などと呼ばれたそうです。

ロマネスコ

カリフラワー

カリフラワーの栽培

用土

弱酸性の土壌を好みます。酸性が強い場合は、植え付けの2週間ほど前に苦土石灰をまいて調整します。
植え付けの1週間くらい前になったら、堆肥、化成肥料を施してよく耕しておきます。連作を嫌いますので、前回アブラナ科を植えた用土は再利用しないようにしましょう。
プランターの場合は、一般的な培養土は弱酸性になっていますので、そのままで大丈夫です。
鉢植えでは定植後にIB化成などを施しますので、元肥はなくても大丈夫です。

タネまき

定植日から収穫まで、早生種では約80日くらいで収穫できます。
発芽温度は20~25度、生育適温は15~20度くらいで、ブロッコリー同様、冷涼な気候を好みます。

早生種「美星」「スノークラウン」、極早生~中早生種「リゾットビアンコ45~90」などの品種があります。

秋に収穫するには、7月~8月種まき、定植は8月~9月、収穫は10月~11月ごろです。
冬春に種まきする場合は、2月上旬~3月に種まき、定植は3月下旬~4月中旬、収穫は5月~6月ごろになります。(※関東基準)

1cm間隔くらい、ポットにまく場合は3~4粒、覆土はタネが隠れる程度にして、たっぷりと水やりをします。
夏まきの場合は、寒冷紗やよしず等で、涼しい環境になるようにしましょう。

本葉2枚になる頃にビニールポットに移植し、間引きしながら1本立ちにします。夏まきの場合で本葉が5~6枚程度(冬春まきの場合は本葉が4枚程)になったら定植します。

定植

畑の場合は、だいたい株間40cmくらい、65cmプランター(野菜用の深いもの)では2株が目安です。
虫がつかないよう、トンネルを作り防虫ネットや不織布などで保護しましょう。

肥料

プランターの場合は、定植後、2週間後くらいに、IB化成などの置き肥を施します。
(有機肥料は、虫やカビなどが発生しやすくなります。ベランダ菜園などでは、IB化成などの化成肥料にした方が虫が発生しにくいです。)
畑も、プランターの場合も、2~3週間に一回くらいの割合で定期的に追肥をします。

きれいに白くするには

純白なカリフラワーを作るには、葉っぱで覆って光を当てないようにします。
「花蕾」が出来はじめたら、外葉3~4枚で覆うようにして束ね、ひもなどで縛ります。
(葉で覆って白くしないとカリフラワーは黄色くなります)

収穫

「花蕾」の大きさが12~15cmぐらいになったら収穫時です。
ブロッコリーとは違い、脇芽は出ませんので、一回収穫したら終了です。

カリフラワー苗

カリフラワー