ディディスカス(ブルーレースフラワー)

  • セリ科

  • トラキメネ属

  • 流通名(和名)

    トラキメネ・カエルレア(学名)、ディディスカス(旧学名)、ブルーレースフラワー(英名)、ソライロレースフラワーまたはソライロレースソウ(和名)

  • タイプ

    一年草

  • 原産地

    オーストラリア西部

  • 草丈/樹高

    60cm~1mほど

  • 開花期

    5~6月 または 7~8月ごろ

  • 花色

    青、ピンク、白

  • 耐寒性

    やや弱い(半耐寒性)

  • 耐暑性

    普通(高温多湿に強い)

  • 花言葉

    「優雅なたしなみ」「慎み深い人」

ディディスカス(ブルーレースフラワー)の特徴

小さな花が密集してふんわりとドーム状の半円球に咲く優し気なお花です。
花期は初夏ごろで、春まき・秋まきの一・二年草です。
淡いブルーのお花が出回ることが多いですが、ブルーのほかに白花やピンクの花色もあります。
人気のあるお花なのですが、苗としての流通はあまりなく、「ディディスカス(レースフラワー)ミックス」などの名前で種が市販されていますので、春や秋に種を撒いて育てる方が多いようです。

よく似た名前のお花で、「ホワイトレースフラワー」というお花がありますが、
「ホワイトレースフラワー=学名:Ammi majus(アンミ・マユス)(原産地:地中海沿岸)」、「アンミ・ビスナガ(ホワイトレースフラワー)(学名:Ammi visnaga)」、「オルラヤ(オルレア)(ホワイトレース)=学名:Orlaya grandiflora」など、いくつかあり、いろいろと混同されがちです。
ディディスカス(ブルーレースフラワー)は=学名:Trachymene caerulea(トラキメネ・カエルレア)(旧学名は Didiscus coeruleus)(原産地:オーストラリア西部)で、まったく別の種類の植物です。お花の咲き方も違います。

ディディスカス(レースフラワー)

ディディスカス(レースフラワー)

ディディスカス(レースフラワー)

ディディスカス(レースフラワー)

ディディスカス(ブルーレースフラワー)の栽培

置き場所

東京近郊あたりですと、春まきの場合は、だいたい3月中旬~4月ごろが種まき時で、7~8月ごろに咲きます。
秋(9~10月ごろ)に種まきすると、翌春の5~6月ごろに咲きます。(発芽温度は15~20℃)

基本的に日当たりがよく風通しのよい場所を好みます。
寒さにはやや弱い(半耐寒性)ので、秋に種まきした場合は、冬は防寒、霜よけをしてください。
背が高くなり倒れそうになった場合は支柱を立てましょう。

過湿には弱く、環境によっては梅雨以降は枯れやすくなります。
乾燥気味にしてうまく夏越しできれば秋くらいまで咲く場合もあります。

用土

種まきの用土は、市販の種まき用土か、肥料を含んでいない単体の赤玉土小粒などを使います。
植え付け用の用土は、水はけのよい一般的な草花培養土、または赤玉土小粒+腐葉土に鹿沼土小粒などを混ぜて水はけをよくします。
酸性の土壌は嫌いますので、苦土石灰などで調整しましょう。

移植を嫌う性質があります。植え付け時には根を崩さないようにしましょう。
地植えの場合は、高植えにして、少しでも水はけがよくなるようにするとよいです。

水やり

基本的に乾いたらたっぷりとお水やりをしますが、とにかく過湿と蒸れを嫌います。
鉢植えの場合は用土がちゃんと乾いてからお水やりするようにします。
上からザブザブとお水をあげるのではなく、株元から用土にあげるようにしてください。
地植えの場合は、根づけばほとんどお水やりはしなくても天候にまかせて大丈夫です。

肥料

植え付け時に根に触れても大丈夫な「マイガーデン(住友化学園芸)」などの肥料を元肥として軽く土に混ぜ込んでおきます。
多肥にすると根腐れしやすくなりますので、軽めの元肥だけで十分です。