トマト
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科
ナス科
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属
ナス属
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流通名(和名)
トマト
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タイプ
一年草
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原産地
アンデス、中南米
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草丈/樹高
~2mほど
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開花期
収穫:7~10月
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花色
黄色
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耐寒性
やや弱い
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耐暑性
強い
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花言葉
「完成美」「感謝」
※取り扱いのない場合もございます
トマトの特徴
サンドイッチやサラダなどの生食の他、ピザ、パスタ、オムライスなど、ケチャップ、トマトソース、煮込み料理など、さまざまな料理で食されており、なくてはならない野菜です。
β-カロテンやリコピンを多く含み栄養価が高く、またトマトを加えることによってぐっと旨味も増します。
体を冷やす効果もあり、猛暑時の暑さ対策に、お水を大量に飲むよりも大玉トマトを2~3個食べることによって涼しさや喉の潤いを体感できます。
トマトの栽培
ナス科の野菜は連作を嫌います。ナス科の植物(じゃがいも、なす、ピーマン、とうがらし他、ペチュニア、ヤマホロシなどのお花も含む)を同じ土で連続して植えないようにしましょう。
苗は4月中下旬ごろから6月ごろまで出回ります。家庭菜園でしたら5月のゴールデンウイーク頃が植付け適期です。
あまり早くに苗を購入すると寒さでやられる事がありますので注意しましょう。(安心できる目安は夜温が15度以上)
トマトは、ミニトマト、大玉トマト、中玉トマトと種類があります。
初めての方はミニトマトが育てやすいです。大玉トマトはうまく結実するには少々コツがいり、やや中・上級者向け。
草丈は、ほとんどのトマトが人丈以上に大きくなりますが、「レジナ」「プリティーベル」など背が高くならない品種も増えてきました。
一般的な背の高くなる品種は、鉢植えでも1.8~2mくらいの支柱を用意しましょう。
トマトの茎は急に太くなりますので、支柱に固定する際にはきつく縛り過ぎないよう、∞字型に交差させたひもなどでゆるーく余裕をもたせて留めるようにします。
野菜用の深型プランターで10号鉢に一株が目安です。
コンパニオンプランツとして、株元にバジルを一緒に植えると、お互いに成長が良くなるのでおすすめです。
トマトは基本的に3~4枝ごとに一つの花房がつき、下から順々に咲き、実が成ります。
枝の付け根から脇芽が出てきますが、それらは摘み取り、主幹の花房に栄養を集中させるようにします。
脇芽を摘まずに放任してしまうと、たくさんの枝と花房がつきすぎて栄養が分散し充実した実にならない、枝が増えすぎて風通しが悪くなり病気の要因にもなりますので、脇芽は摘むようにしましょう。
上手に育てる方では、2本くらい脇芽を伸ばし、うまく3本仕立て等にされる方もいるようです。
また、台風シーズン時など、鉢ごと転倒して枝が折れてしまう事故が起きる場合があります。
万が一折れても大丈夫なように一本くらい脇芽を残しておくのもよいかもしれません。
いずれにしても台風が来る時は倒れないように鉢を固定する、一時的に家の中に退避するなどの工夫をしましょう。
実がつきはじめたら追肥を施します。
ミニトマトは放任でも実がつきますが、大玉トマトの場合は人工授粉をしたり、着花を促進させるために「トマトトーン」などを利用します。
収穫について(積算温度)
種類と環境(日当たりやその年の天候、気温)にもよりますが、開花後55~60日後が収穫の目安です。
赤くなるまでにはけっこう日数を要しますのであせらず見守りましょう。
収穫後にも追肥を施しましょう。
ちなみにトマトの「積算温度」は一般的に、だいたいミニトマトが1,000~1,100℃、大玉トマトでは1,100〜1,200℃と言われています。
「積算温度」とは野菜や果物が熟すために必要な温度です。
●一日の最低気温が15度、最高気温が30度の場合、平均気温は(15+30)÷2=22.5度になりますので、1,000度になるまでには、約44日ほどかかります。
1,200度になるまでには、約54日ほどです。
●一日の最低気温が12度、最高気温が27度の場合なら、平均気温は(12+27)÷2=19.5度ですので、1,000度になるまでには、約51日ほどかかります。
1,200度になるまでには、約62日ほどです。
もちろん自然では毎日同じ温度ということはありませんので、お住まいの地域、その年の天候、毎日の気温により、熟すまでの日数が変わります。
冷夏の年は熟すまでより日数がかかってしまいます。