ビカクシダ(コウモリラン)

  • ウラボシ科

  • ビカクシダ属

  • 流通名(和名)

    ビカクシダ、コウモリラン

  • タイプ

    着生植物

  • 原産地

    世界各地の熱帯

  • 草丈/樹高

    10cm~1.5mほど

  • 耐寒性

    弱い

  • 耐暑性

    強い

  • 花言葉

    「信頼」「助け合う」「魔法」

ビカクシダ

ビカクシダ(コウモリラン)の特徴

自生地では樹木に根を張って着生するシダ植物で、コウモリランとも呼ばれています。
水分を蓄える、葉を包み込むように何層にも重なる貯水葉と呼ばれる部分と、日光を求めて飛び出すように広がる胞子葉を持ち、広がった葉はシカの角のような形をしているものなど、ユニークな形状をしています。
ビカクシダの名は、ビカク(鹿の角)に似ている事から、コウモリランの名は、葉っぱの形がコウモリの羽のようにも見えることから来ています。
板やコルクなどに仕立てておしゃれなインテリアグリーンとして人気の植物です。

ビカクシダ(コウモリラン)の栽培

用土

ヘゴ板などにつけて仕立てる場合は水ゴケを使います。
鉢植えで育てる場合は、ピートモス7、パーライト2、軽石小粒1などの配合土にします。

置き場所

日当たりが良く、風通し、水はけのよい場所で育てます。
春秋は戸外の日光下でも大丈夫ですが、真夏の猛暑や強光で葉焼けしたり弱ったりする場合がありますので、夏は涼しい半日陰に置いてください。
長期間室内に置いていた場合、いきなり直射に当てると葉焼けする場合がありますので、徐々に慣らしてくようにしましょう。
暗い場所では弱ってしまうので、真夏以外は年間を通して日光がよく当たる場所で栽培してください。
冬越しするには最低5度程度必要で、冬は室内に取り込んでください。
日中は窓辺などの明るめの場所に置きますが、夜間は気温がさがりますので窓辺から離すようにしてください。

水やり

基本的に乾いたらたっぷりとお水やりをします。
空中湿度を好みますが、常に水ゴケが濡れているような水のやりすぎは嫌います。
乾燥しがちな室内では、葉にときどき霧吹きをしたり、葉水をしてください。
真夏は日中にお水やりをすると鉢中の温度が上がり根を傷める場合がありますので、気温の上がらない朝方か、涼しくなってからの夕方以降にお水やりするようにしましょう。
冬は水やりを減らし、乾かし気味にします。

肥料

春秋の生育期間に軽く緩効性肥料を施します。