アスパラガス
-
科
ユリ科(キジカウシ科)
-
属
クサキカズラ属
-
流通名(和名)
アスパラガス、オランダキジカクシ
-
タイプ
多年草
-
原産地
ヨーロッパ、西アジア、クリミア半島
-
草丈/樹高
~1.5mほど
-
耐寒性
強い
-
耐暑性
やや弱い
-
花言葉
「何も変らない」「私が勝つ」
※取り扱いのない場合もございます
アスパラガスの特徴
春に茎が太って伸びた部分を食べるお馴染みの緑黄色野菜です。
一度植えると10年くらい収穫できますが、収穫できるほどの太さになるまでには3年ほどかかります。
小さなポット苗では収穫まで年数がかかりますが、根の状態の根株も入荷しますので、根株を植え付ければ早く収穫ができます。
(※アスパラガスの根株が入荷するのは、年末~1月ぐらいの時期です。)
アスパラガスの栽培
置き場所
日当たりが良く、風通し、水はけのよい場所で育てます。
基本的に北海道のような冷涼な気候を好みます。(生育適温は、15~25度くらい)
土づくり
アスパラガスは酸性土壌を嫌います。
畑に一度植えたら10年くらいは収穫できますので、最初の土づくりはしっかりとします。
植え付けの2週間以上前に苦土石灰をまいてよく耕し、1週間前に、堆肥、化成肥料を入れ、深さ30cmくらいまで掘ってよく耕します。
植え付け
種から育てることもできますが、収穫まで年数がかかりますので、園芸店で売られている根株を購入した方が早く収穫できます。
アスパラガスは過湿に弱い傾向がありますので、畝は高めにします。
株を広げるようにして土の上に置きますが、その時にアスパラガスを置く中心部分は少し山型に盛って高くし、そこに根を四方に広げるように置き、
上にはさらに10cmほど土をかぶせます。
プランターでも育てられないことはないですが、アスパラガスの根はかなり深くまで成長しますので(2mくらい)、鉢植えではしっかりと太った茎の収穫は難しいかもしれません。
草取り
雑草が生えてこないよう、敷き藁やもみがらなどを敷きます。畑を定期的に見回り、雑草が生えてきたら除草しましょう。
植え付け1年目は収穫はありません。
翌春
春になると、ふわふわとした細かい葉っぱの茎がでてきます。
細い茎がたくさん生えすぎてきた場合は、一株あたり10本以内になるよう間引きます。
茎はけっこう高く成長します(草丈1.5mほど)ので、支柱を立てて倒れないようにします。
(支柱を株の周りに4本ほど立てて、紐などで支柱を四角く囲み、倒れないような柵を作る)
1年目は収穫せず、茎が太るよう、このまま養生します。
肥料
6月ごろと、秋の9月に化成肥料を軽く一握り追肥します。
刈り込み
寒くなってくると、地上部が枯れてきます。全体的に黄色くなったら、地際からばっさりと刈り取ります。
収穫
二年目の春、4~5月ごろに太めの茎が出てきます。20~30cmくらいに伸びてきたら収穫可能です。
毎日畑をチェックして、出てきたら順次収穫しましょう。
細っこい弱い芽しか出なくなったら収穫をストップします。
これ以降に生えてきた茎はそのまま育て、根に養分を蓄えるようにしましょう。
(茎が細くなっても収穫し尽くしてしまうと、根に養分が蓄えられずに来年の収穫量が減ってしまいますので注意してください。)
肥料
収穫後の6月ころに、化成肥料を軽く一握りほど追肥します。
秋になり、葉がしげっている場合は月に一回くらいの割合で追肥します。
以降、毎年寒くなってきて葉が全体的に黄色くなってきたら地際で刈り取り、の繰り返しです。
収穫に影響しますので、養分が他にとられないよう雑草取りは常にしっかりと行いましょう。