レタス(結球レタス)

  • キク科

  • アキノノゲシ属

  • 流通名(和名)

    玉レタス、結球レタス

  • タイプ

    一年草

  • 原産地

    地中海沿岸、西アジア

  • 草丈/樹高

    ~30cm程度

  • 耐寒性

    強い(品種によって異なる)

  • 耐暑性

    やや弱い

  • 花言葉

    「冷淡」「幻滅」

レタス(結球レタス)

レタス(結球レタス)の特徴

シャキシャキとした歯ごたえが特徴のサラダやサンドイッチなどでお馴染みの野菜です。生食はもちろんですが過熱しても美味しく、スープやパスタ、炒め物などさまざまな料理で楽しむことが出来ます。
β-カロチン、ビタミンC、E、カルシウム、鉄、カリウム、食物繊維などが含まれています。

レタス(結球レタス)の栽培

用土

畑では植え付けの2週間前までに苦土石灰などで酸度を調節しましょう。
一週間前に堆肥、化成肥料を施しよく耕しておきます。
プランター栽培では、一般的な培養土で大丈夫です。レタスは連作を嫌いますので、前回レタスを植えた用土やキク科の植物を育てた土は使用しないようにしてください。2年以上は間をあけるようにします。

置き場所

高温下では生育が停滞してしまう場合がありますので、夏まきの時期など、できるだけ涼しい環境に置いてください。

種まき

発芽温度は15~22度です。気温が25度以上の環境下ではほぼ発芽しません。生育適温は15~20度で、冷涼な気候を好みます。
種から育てる場合は、春(2~3月ごろ)か夏秋(8~9月ごろ)に種まきします。
気温が下がっていく秋の方が育てやすいです。
好光性種子で、発芽するためには光が必要です。土をかける場合はうっすらと軽くかけるだけの覆土にします。
風で飛ばされたり、水で流れたりしないよう、濡らした不織布などで土の表面を覆って保護するとよいでしょう。
発芽適温内で5日~7日ほどで発芽がはじまります。(気温が高すぎたり、低すぎたりしても日数は変わります)

ベランダでのプランター栽培などでは苗を購入して植えた方がお手軽です。

間引き

葉っぱが伸びてきて、隣の葉と接するようになったら、間引き始めます。
生長に合わせて、順次間引いていきます。間引いたものはベビーリーフとして利用しましょう。
最終的には1本立ちにして、本葉が4~5枚くらいになったら、定植します。(畑では株間30~35cm程度)
定植する際は、あまり深くしないよう、浅植えにします。

水やり

極端な乾燥は嫌いますが、高温多湿も嫌います。基本的に乾いたらたっぷりとお水やりをします。
真夏は日中にお水やりをすると鉢中の温度が上がり根を傷める場合がありますので、気温の上がらない朝方か、涼しくなってからの夕方以降にお水やりするようにしましょう。

肥料

種まきの場合は、2回目、3回目の間引きの頃に化成肥料を追肥します。以降2~3週間に一度くらいの頻度で肥料を施します。
苗を購入した場合は、植え付け後2週間くらいたったら化成肥料を施します。以降、同じく2~3週間に一度くらいの頻度で肥料を施します。
結球レタスは肥料不足だとうまく結球しない場合があります。

有機肥料は、虫やカビなどが発生しやすくなります。ベランダ菜園などでは、IB化成などの化成肥料にした方が虫が発生しにくいです。

収穫

気温や環境によっても変わりますが、だいたい、種まきから約70~80日、定植から約50~60日くらいが収穫の目安です。
手で玉を軽く押してみて、硬さが感じられたら収穫時です。(結球が始まってから約25~35日くらい)

その他の注意

虫に食べられやすいので、不織布などで覆うなど防虫対策を施してください。

うまく結球しなかったのですが、どうして?

理由はひとつではなく
●肥料不足、肥料切れ
●肥料多過 (一回にあげる量がやり過ぎもよくありません。適量を定期的に)
●植え付け時期が遅すぎて、寒さによって育たなかった
●害虫による被害
●天候不順による生育障害(秋なのに気温が30度以上の異常気象が続いた等)

などの要因が考えられます。

レタス(結球レタス)苗