クレマチス H.F.ヤング
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科
キンポウゲ科
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属
センニンソウ属(クレマチス属)
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流通名(和名)
クレマチス H.F.ヤング
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タイプ
落葉性多年草つる植物(常緑のものもあり)
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原産地
中国、ヒマラヤ
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草丈/樹高
2.5~3.5m前後(つるの長さ)
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開花期
5月~9月
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花色
薄紫
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耐寒性
強い(品種により異なる)
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耐暑性
やや弱い(品種により異なる)
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花言葉
「精神の美」「旅人の喜び」
※取り扱いのない場合もございます
クレマチス H.F.ヤングの特徴
淡い紫の、古くからある品種で、丈夫で育てやすい事から、開花した鉢花で出回ることが多いです。
クレマチスの鉢花は、母の日のご贈答に合わせて出荷される事が多いため、4月下旬~5月上旬に多く出回ります。
クレマチスらしい薄紫のすっきりとした剣弁で、クレマチスの中でも最も多く出回る代表種のような存在です。
「H.F.ヤング」の名前の由来は、1962年にイギリスの老舗の園芸会社ペネルズ社のグリムズビー ナーセリーの責任者にちなんで名づけられたとされています。
「H.F.ヤング」は、昔は「ラヌギノーサ系統」とされていましたが、現在は「パテンス・ラヌギノーサ系」または「四季咲き大輪系」と表記されることが多くなったようです。
「ラヌギノーサ系」は、中国原産の原種であるラヌギノーサ(Clematis lanuginosa)を親とした系統でしたが、ラヌギノーサ自体が現在では絶滅したと言われており、ラヌギノーサ系統という言い方は、もうされなくなってしまったようです。
「H.F.ヤング」のような古い品種で、ラヌギノーサ系とパテンス系の交配種が受け継がれて残っているという感じでしょうか。
花径は10~20cmの大輪で、蕊(しべ)がクリーム色、薄紫の花弁(正確には萼)と、優しい風情のあるお花です。
剪定(新旧両枝咲き)
今年伸びた新枝と、前年に伸びた旧枝のどちらでも咲く「新旧両枝咲き」。
剪定は、深め浅め、どちらで切ってもよい「弱~中剪定」。(「任意剪定」と表記されることもある)
何年か経って株も大きくなり、地際から新しい芽もたくさん出てツルが混み過ぎて困る様でしたら、古いツルは切って整理しても大丈夫です。
クレマチスの全般的な栽培のポイント
クレマチスは全般的に、日当たりがよく水はけのよい場所で育てます。株元がじりじりと焼けるようなのを嫌います。
下草を植えたりマルチング材で株元を保護してあげるとよいでしょう。
根っこを切られるのを嫌うので、一度お庭に植えたら移植は厳禁。鉢植えの場合も根は崩さずに植えつけます。
多くの品種は冬に落葉します。(品種によっては常緑もあり)枯れたからといってダメになったわけではありません。翌春また芽吹いてきます。