シラヒゲソウ(白髭草)

  • ニシキギ科

  • ウメバチソウ属

  • 流通名(和名)

    シラヒゲソウ(白髭草)、パルナッシアの草、沼地の星

  • タイプ

    落葉性多年草

  • 原産地

    日本、中国、インドなど

  • 草丈/樹高

    15~30cmほど

  • 開花期

    8~9月ごろ

  • 花色

  • 耐寒性

    強い

  • 耐暑性

    弱い

  • 花言葉

    「愛情の絆」

シラヒゲソウ(白髭草)

シラヒゲソウ(白髭草)の特徴

花弁の外側が糸のように細かい切れ込みのあるもじゃもじゃした花びらが特徴。涼しげで清楚なお花です。
ウメバチソウ(梅鉢草)と同じ仲間で、山地の湿った日陰や湿地、沼地などに自生しています。
ひとつの茎にお花はひとつだけ、葉っぱは一枚の葉っぱが茎を巻くような形で、長い茎に段々につき、とてもユニークな草姿です。
園芸店ではだいたい8~9月ごろに入荷することが多いです。

シラヒゲソウ(白髭草)の栽培

置き場所

初夏~秋くらいまでは風通しのよい明るい半日陰で管理します。それ以外の季節は陽だまりの暖かな日向に置きます。
乾燥しすぎる環境や、あまりに暗い場所では生育が悪くなります。
また、基本的に暑すぎる環境は嫌いますので、蒸し暑い東京などの平野部での管理はやや難しく、中級者向きの植物とも言えます。
寒さには強いので、冬は凍らないところであれば戸外で冬越しできます。寒冷地では霜よけや寒風が当たらない場所に置きましょう。

用土

一般的な山野草の用土で大丈夫です。
水はけがよい用土がよいのですが、粗過ぎて乾きやすい土の場合は、水苔などを細かくして土に混ぜ込み、湿度を高めるようにします。
湿地に自生しているので受け皿などに水を溜めて腰水にしがちですが、ずっと水につけたままの停滞水だと腐りやすくなりますので、腰水よりは、湿った土を入れたやや大きめの鉢に二重鉢などにして管理した方がよいです。
熱帯夜が続くような平地では鉢中の温度が上がり、根も傷みやすくなりますので、山野草用の深鉢を用い、軽石などを多めに敷いて水はけを高くするよう工夫しましょう。
他の植物(ベニチガヤなど)と一緒に植えると育てやすいとも言われています。

水やり

乾燥させないようにお水やりをします。
二重鉢にするほか、人工芝などの上に鉢を置いて、鉢のまわりに水を打って空中湿度を保つようにするのもよいでしょう。

肥料

傷みやすいので元肥は入れません。
春~秋(真夏は除く)に、薄めの液体肥料(2000~3000倍程度のもの)を月に2~3回施します。