ペルネッチア(真珠の木)(ペルネッティア)
-
科
ツツジ科
-
属
ペルネチア属
-
流通名(和名)
ペルネッチア(真珠の木)、ペルネチア、ペルネッティア、ペルネティア、ハッピーベリー、パールツリー
-
タイプ
常緑低木
-
原産地
南米
-
草丈/樹高
50cm~1mほど
-
開花期
5~7月ごろ(実がなるのは9月ごろ)
-
花色
白
-
耐寒性
強い
-
耐暑性
弱い
-
花言葉
「実る努力」「小さな幸せがいっぱい」「密かな情熱」
※取り扱いのない場合もございます
ペルネッチア(真珠の木)(ペルネッティア)の特徴
南米の高地に自生する常緑低木で、初夏ごろにブルーベリーの花やスズランに似たお花を咲かせます。
お花も可愛らしいですが、主にお花より秋につく実を観賞する植物です。
ハッピーベリーという名前でも流通しますが、食用ではなく観賞用です。(一応食べられますが美味しくはないです)
北海道で生産されることの多い高山植物で、寒さには強いですが暑さは苦手。
涼しい寒冷地以外では鉢植えで育てましょう。
園芸店では、主に9月~10月ごろに実つきの苗が出回ります。
ペルネッチア(真珠の木)(ペルネッティア)の栽培
置き場所
北海道などの涼しい地域で育つ高山植物で、夏の暑さ、高温多湿には弱いです。
春、秋~冬は、日当たりがよく風通しのよい場所でよいですが、夏はできるだけ涼しい場所、木陰などの風通しのよい半日陰に置いてください。
西日がガンガン当たるような場所も避けてください。
北海道などのような夏が涼しい寒冷地でしたら地植えも可能ですが、涼しい寒冷地以外では鉢植えで育てましょう。
5~7月ごろにお花が咲きますが、梅雨の時期など雨で花粉が濡れてしまい受粉ができずに終わってしまう場合があります。
花の時期は雨の当たらない場所に置き、確実に実らせたい場合は人工授粉しましょう。
(乾いた筆などでくるくると雄蕊をなでて雌しべに花粉をつけてあげます)
寒さには強いので戸外で冬越しできますが、乾燥を嫌うので、寒風のあたらない場所に置いてください。
夏はからっとしていて涼しく、冬は湿潤、という気候を好みます。
夏は高温多湿で、冬は乾燥という関東の気候とは根本的に合わない植物とお考えください。
加えて酸性土壌でないと枯れやすい為、やや中~上級者向けの植物といえます。
用土
ツツジ科で、水はけのよい酸性の土壌を好みます。
ブルーベリー用の培養土をつかうか、一般的な草花培養土でしたら鹿沼土やピートモス(酸度未調整のもの)を入れて酸性の配合にします。
中性やアルカリ土壌では枯れやすくなりますので、苦土石灰などは入れないようにしてください。
根がやや弱めなので、植え付け時は根をくずさないようにします。
水やり
乾燥を嫌いますが、蒸れや過湿も嫌います。
基本は乾いたらたっぷりと与えます。
(真夏の高温期は、暑すぎると生育が止まり、水を吸いあげなくなります。土の様子を見ながらお水やりしてください。)
真夏は日中にお水やりをすると鉢中の温度が上がり根を傷める場合がありますので、気温の上がらない朝方か、涼しくなってからの夕方以降にお水やりするようにしましょう。
酸性土壌でよく育ちますので、アルカリの水道水よりも溜めた雨水などでお水やりをした方がよいかもしれません。
肥料
生育期間に月に1~2回ほど、水やりのついでに軽く液肥を施します。
花後にも軽く緩効性肥料を施しましょう。(暑い時期は涼しくなってから)
多肥は好みませんが、実をつけるためにも多少の施肥は必要です。
庭植えの場合は肥料はあげなくても大丈夫です。
実について
秋から冬の間、長く実を観賞できますが、3月くらいになっても実がついたままだとお花が咲かなくなる事があります。
2月~3月ごろに植え替えのついでに、ついている実はすべて取るようにしてください。
(お花が咲かないと翌秋の実も観賞できなくなります)
剪定
放任すると上にばかり伸びます。売っている小さな苗は、幼苗のうちに軽く剪定されて、脇枝が出てこんもりとした株になるように仕立てられていることが多いです。
花の咲いている枝を切ってしまうと今季秋の実がつかなくなります。剪定したい場合は、時期は開花期間で、花が咲いていない余分な枝を切る程度の剪定となります。(次の花芽は花後に形成されます。)