マトリカリア

マトリカリア（ナツシロギク、ヒューバーフュー）の特徴

カモミールのような小さな白いお花をびっしりとつけます。
マトリカリアは、「マトリカリア属」全体を指す言葉ですが、日本では「ナツシロギク（夏白菊）」の事をマトリカリアと呼んでいます。
学名は現在Tanacetum partheniumに変更され、旧属名がかつてマトリカリア(Matricaria)だったため、現在でもマトリカリアの名前で流通することが多いです。

英名はヒューバーフュー（Feverfew）で、薬効のある植物としてハーブコーナーにも入荷することがあります。
頭痛、片頭痛、関節炎、リューマチなど、あらゆる痛みに効果があるとされ「奇跡のアスピリン」などと呼ばれるそうです。
マトリカリアの香りは独特で、苦手な方も多いかもしれません。
葉と茎を乾燥させて作るハーブティーは苦みがあります。

マトリカリア

マトリカリア（ナツシロギク、ヒューバーフュー）の栽培

置き場所

日当たりが良く、風通し、水はけのよい場所で育てます。
真夏は木陰などの涼しい半日陰に置いてください。
暑さには弱く、高温多湿の日本では夏に枯れてしまうことも多いです。
多年草ですが、冷涼な地域以外では一年草扱いと割り切った方がよいかもしれません。

用土

一般的な草花培養土またはハーブの土を用います。
酸性の土壌を嫌うので、弱酸性の培養土の場合は苦土石灰などで調整してください。

水やり

基本的に乾いたらたっぷりとお水やりをします。
比較的乾燥には強く、過湿や蒸れを嫌います。
上からザブザブとお水やりしたりしないようにしてください。

肥料

春、秋に緩効性肥料を施します。