ハクサイ(白菜)

  • アブラナ科

  • アブラナ属

  • 流通名(和名)

    ハクサイ、シロナ、パクチョイ

  • タイプ

    二年草

  • 原産地

    中国北部

  • 草丈/樹高

    40~50cmほど

  • 耐寒性

    強い

  • 耐暑性

    弱い

  • 花言葉

    「固い結束」

白菜

ハクサイ(白菜)の特徴

鍋物や煮物、お漬物や炒め物など、さまざまな料理でお馴染みの葉物野菜です。特に冬の鍋物には欠かせません。
ビタミンC、カルシウム、カロテン、食物繊維を多く含みます。
早生種「黄ごころ」「きらぼし「春の祭典」、中早生「さとぶき」「オレンジクイン」、中生種「金将二号」「王将」、晩生種「京都三号」「晩輝」などの品種があります。家庭菜園では早生~中生種が作りやすいでしょう。

ハクサイ(白菜)の栽培

用土

弱酸性~中性(pH6.0~6.5)の土壌を好みます。酸性が強い場合は2週間くらい前に苦土石灰をまいて調整します。
畑の場合、植え付けの1週間前くらいに堆肥、化成肥料を加え、よく耕しておきます。連作を嫌いますので、前回アブラナ科を植えた用土は再利用しないようにしましょう。
プランターの場合は一般的な培養土で大丈夫です。
また、ハクサイは水はけのよい土壌を好みます。水はけの悪い環境ではきれいに結球しないことがあります。
早生種は種まきから約60~80日、中生種は約70~90日、晩生種は約100~120日で収穫できます。

種まき

発芽温度は20~25度。生育適温は15~20度で、基本的に冷涼な気候を好みます。
春まきは、1月中旬~3月上旬に種をまき、定植は2月下旬~4月中旬頃、収穫は5月上旬~6月下旬頃です。
秋まきは、8月下旬~9月上旬に種をまき、定植は9月中旬~10月中旬頃、収穫は10月下旬~1月下旬頃です。
家庭菜園の場合、育てやすい秋まきをおすすめします。

定植

本葉が4~5枚になった頃に定植します。
畑では株間40~60cmくらい、65cm深型プランターでは2株が目安です。
植え付け後、外葉が15枚くらいになると、徐々に結球し始めます。
大きくしっかりと結球させるには、定期的な肥料やり、土寄せを行い、外葉を大きく育てることがポイントです。

肥料

定植から2週間後に、化成肥料を施します。その後、2~3週間に一回のペースで定期的に追肥を行います。
有機肥料は、虫やカビなどが発生しやすくなります。ベランダ菜園などでは、IB化成などの化成肥料にした方が虫が発生しにくいです。

土寄せ

株元がぐらつかないよう、追肥するタイミングで土寄せをします。
ハクサイは地表の方に細かい根がはっています。最後の追肥をする頃には、根を傷める場合がありますので土寄せはやめておきます。

収穫

収穫の目安は、結球部分を手で軽く押さえてみて、固くしまっているようなら収穫時です。
手で押して傾けてから、根元の芯を鎌や包丁などで切って収穫します。

その他の注意

アブラナ科の野菜はたいへんおいしく、虫に食べられやすいので、不織布などで覆うなど防虫対策を工夫しましょう。

白菜苗

白菜