スカシユリ(透百合)(アジアティック・ハイブリット)

  • ユリ科

  • ユリ属

  • 流通名(和名)

    スカシユリ(透百合)、イワユリ(岩百合)、ハマユリ(浜百合)、アジアティック・ハイブリット

  • タイプ

    秋植え球根

  • 原産地

    日本

  • 草丈/樹高

    20cm~70cmほど

  • 開花期

    初夏ごろ(6~8月くらい)

  • 花色

    白、赤、ピンク、オレンジ、黄色など

  • 耐寒性

    強い

  • 耐暑性

    普通

  • 花言葉

    「注目を浴びる」「飾らぬ美」

スカシユリ(透百合)「マストシー」

スカシユリ(透百合)の特徴

海岸沿いや岩場などにも自生していて、花弁の根本付近が少し隙間があることから透かし百合と呼ばれます。
花びらの根元に隙間が無いものもあります。
山百合や多くの香りのよい百合とは異なり、香りはほとんどありません。多くは上向きにお花が咲きます。
花色はカラフルで、鮮やかな黄色、オレンジ、濃いビビッドカラーや、暗褐色のエキゾチックな花色のものなど多彩です。
アジアティック・ハイブリットとも呼ばれ、ユリの中では丈夫で育てやすい方です。

スカシユリ(透百合)「マストシー」

スカシユリ(透百合)の栽培

置き場所

日当たりがよく、水はけ、風通しのよい場所を好みます。

用土

酸性土壌が少し苦手で、中性~弱アルカリ性の土を好みます。
鉢植えの場合は一般的な草花培養土で大丈夫です。
ユリは球根の上の部分にも根を張りますので、深めの鉢を選ぶようにしましょう。
だいたい球根2~3つ分くらいの深さが目安です。下からも根は出てきますので、下に根を張る分のスペースも必要です。

地植えの場合は、あらかじめ苦土石灰をまいて中和しておきます。2週間後くらいに腐葉土や堆肥を漉き込んで水はけのよい土壌にしましょう。

連作を嫌いますので、鉢植えは毎年植え替え、地植えでも2年に一回は植え替えて、土を新しくするか別の場所に植えるようにしてください。
球根の植え付け時期は10月ごろです。

水やり

しっかりと根付いていれば地植えではお水やりは自然にまかせて大丈夫ですが、日照りが続くような場合はたっぷりとお水やりしましょう。
鉢植えでは、基本的に乾いたらたっぷりとお水やりをします。
乾燥させすぎないよう注意してください。

肥料

芽がでてきたら、IB化成などの緩効性肥料を施します。

秋に植えて咲くのは翌年の初夏ごろです。(6~8月くらい)

花後のお手入れ

花後は、種をつけないよう葉や茎を残して花首から切り取るようにします。
花が終わった時にもお礼肥えとして緩効性肥料を施します。

秋ごろに葉も枯れてきたら、茎を地際から切り落として掘り上げます。
百合の球根は乾燥を嫌いますので、チューリップなどのその他の秋植え球根のように干したりしません。
球根が乾かないようすぐに新しい用土で植え付けます。
すぐに植えられない時は、おがくずや腐葉土などに埋めて保護してください。

スカシユリ