キャベツ

  • アブラナ科

  • アブラナ属

  • 流通名(和名)

    キャベツ、カンラン(甘藍)、タマナ(玉菜)

  • タイプ

    二年草、一年草

  • 原産地

    西ヨーロッパ

  • 草丈/樹高

    40~50㎝ほど

  • 開花期

  • 花色

    黄色

  • 耐寒性

    強い

  • 耐暑性

    弱い

  • 花言葉

    「利益」

キャベツ

キャベツの特徴

シャキシャキとした感触のお馴染みの淡色野菜で、サラダやスープ、パスタ、炒め物、煮物など様々な料理に使われているとっても身近な食材です。
古代ギリシャや古代ローマでは胃腸の調子を整える薬用植物として利用されていたそうです。
みっしりと固く結球して甘みを十分に含んだ「冬キャベツ」と、巻きが緩く葉っぱも柔らかい「春キャベツ」とがあります。
ビタミンU、C、K、カロテン、カルシウム、葉酸、食物繊維を多く含み、飲みすぎ食べすぎで傷んだ胃の粘膜の修復を助けたり、肝機能改善などの効果があるとされています。

キャベツの栽培

用土

弱酸性~中性の土壌を好みます。畑では植え付けの2週間前までに苦土石灰などで酸度を調節しましょう。
一週間前に堆肥、化成肥料を施しよく耕しておきます。
プランター栽培では、一般的な培養土で大丈夫です。連作を嫌いますので、前回アブラナ科を植えた用土は再利用しないようにしましょう。

種まき

発芽温度は15~30度。生育適温は15~20度で、冷涼な気候を好みます。
春まきは、撒き時が2~3月ごろ、定植が3~4月ごろ、収穫は7~9月ごろ、
夏まきは、撒き時が6~7月ごろ、定植が8~9月ごろ、収穫は10~12月ごろ、
秋まきは、撒き時が10~11月ごろ、定植が12~2月ごろ、収穫は3~4月ごろ、になります。

1cm間隔くらいで種を撒き、発芽後に(発芽温度があっていれば、3~5日程度で発芽)間引きながら、本葉2枚程度でポットに移植し、本葉が5~7枚くらいになったら1本立ちにして、畑やプランターなどに定植します。(株間は50cmほど)
過湿には弱いので水のやり過ぎにならないよう注意します。

肥料

春まき、夏まきでは定植3週間後と、結球が始まる前の2回、化成肥料の追肥を施します。
秋まき春収穫の場合は、秋冬春に新葉が動き出したら1回目、結球が始まる頃に2回目の化成肥料の追肥を施します。
有機肥料は、虫やカビなどが発生しやすくなります。ベランダ菜園などでは、IB化成などの化成肥料にした方が虫が発生しにくいです。

防虫対策をしっかりと

キャベツはたいへん美味しいので、アブラムシやモンシロチョウ、ヨトウムシなど害虫もつきやすいです。畑ではトンネルを立ててしっかりと覆い、プランター栽培でも不織布などでしっかりと覆って防虫対策をしましょう。

収穫

結球を手で押してみて、葉が固く締まっていたら収穫時です。