ゴーヤ(ニガウリ)

  • ウリ科

  • ツルレイシ属

  • 流通名(和名)

    ゴーヤ、ニガウリ、ツルレイシ

  • タイプ

    つる性多年草(栽培上は一年草扱い)

  • 原産地

    東南アジア

  • 草丈/樹高

    つる2~4mほど

  • 開花期

    7~9月、収穫も7~9月

  • 耐寒性

    弱い

  • 耐暑性

    強い

  • 花言葉

    「強壮」

ゴーヤ(ニガウリ)

ゴーヤ(ニガウリ)の特徴

沖縄料理ゴーヤチャンプルーでおなじみ、独特の苦みのある夏野菜です。通常の大きさのものの他、寸足らずでずんぐりした短めのアバシゴーヤや、長めの大長ゴーヤ、色が白く苦みが少なめの白ゴーヤなど種類があります。
独特の苦さから好き嫌いの分かれるお野菜ですが、栄養満点で夏バテにもよく、最初は苦手でもその苦みがやみつきになるという方も多いです。
つるがよく伸び、葉が多く茂ることからグリーンカーテンにもよく利用されています。

苗は4月中下旬ごろから6月ごろまで出回ります。家庭菜園でしたら5月のゴールデンウイーク頃が植付け適期です。
あまり早くに苗を購入すると寒さでやられる事がありますので注意しましょう。(安心できる目安は夜温が15度以上)

ゴーヤ(ニガウリ)アバシゴーヤ

ゴーヤ(ニガウリ)の栽培

グリーンカーテンでプランター植えでは、なるべく深い野菜用プランターを使いましょう。
(例:約680(W)×340(D)×260(H)mmくらいの野菜用深型プランターで2株(多くて3株)が目安。
用土は一般的な草花培養土で大丈夫です。

本葉が5~6枚くらいの頃につるの先端を切って子づるを出させるようにします。
摘芯しないと一本のつるが上に伸びるだけになりやすく、花や葉も少なくなります。ある程度育ってきたら自然に子づるも出るようになってきますが、早めに摘芯してつるを枝分かれさせておいた方が横に多く茂り、収穫量も多くなります。
(花は親つるよりも子づる~孫づるの方が多く咲く)
グリーンカーテン用のネットなどを利用して誘引していきましょう。
親づるが50cm以上に伸びたら追肥をします。

最初は雄花しか咲きませんが、6~7月ごろになると雌花も咲きだします。(付け根に小さなゴーヤがついているのが雌花)
自然放任でも実はつきますが、心配であれば人工授粉しましょう。
だいたい着花してから20日~30日くらい(最初は30日くらいで、温度があがった真夏なら20日くらい)で収穫です。
だいたいひとつの株から30個ほど収穫できます。収穫後にも追肥をしましょう。

植え付け始めは乾いたらたっぷりの水やりですが、夏場の暑い時期は水枯れしやすいので、朝夕2回水をあげます。

ゴーヤ(ニガウリ)

注意

節成ゴーヤ(節々に果が成る多収量ゴーヤ)など、たくさん実がついた場合、重さで倒れやすくなりますので、ネットはしっかりと設置するようにしましょう。
特に台風シーズン時などは鉢ごと倒れたりしないように注意します。

接木苗、台木について

「ゴーヤを買って植えたのに、かんぴょうが成った」とか「かぼちゃが成った」というお電話を時々受けます。
ゴーヤの接木苗は、かんぴょうやかぼちゃなどの台木に接木されています。
(接木の苗の方が病気や連作に強い、収穫量が多いなどの特徴があります)

台木は丈夫なので勢いがよく、接いだ苗よりも生長してしまう場合があります。
台木の葉っぱ(かんぴょうやかぼちゃ)とゴーヤの葉っぱは形が違います。
もしゴーヤより、台木の葉の方が勢いよく生長してきた場合は、その葉を切ってください。
接ぎ台の苗に負けてしまわないよう、よく観察し、育てましょう。