クレマチス テッセン(鉄線)

  • キンポウゲ科

  • センニンソウ属(クレマチス属)

  • 流通名(和名)

    クレマチス テッセン(鉄線)

  • タイプ

    落葉性多年草つる植物(常緑のものもあり)

  • 原産地

    中国

  • 草丈/樹高

    1.5~3m前後(つるの長さ)

  • 開花期

    5月~9月

  • 花色

    白に花芯が紫のバイカラー

  • 耐寒性

    強い(品種により異なる)

  • 耐暑性

    やや弱い(品種により異なる)

  • 花言葉

    「精神の美」「旅人の喜び」

クレマチス テッセン(鉄線)

クレマチス テッセン(鉄線)の特徴

白に中心が紫色のバイカラーで、日本でも古くから茶花としても愛されてきたお花です。
中国原産で、ドイツ人の博物学者シーボルトが1836年に植物標本としてヨーロッパに持ち帰ったとされています。
学名は Clematis florida var florida ‘Sieboldii’ で、和名ですと「テッセン(鉄線)」です。

「鉄線」という名前は、ツルが鉄のように固くなる様子から、クレマチス全体の別名としても呼ばれていますが、
同時にこの「florida ‘Sieboldii’」が「テッセン(鉄線)」という品種名で流通しています。

和風のお庭にも洋風のお庭にもどちらにも合う清楚な雰囲気があります。
花期が非常に長いのが特徴で、なんとひとつのお花が約2ヶ月くらいも長く咲き続けます。
咲き始めはグリーンがかっていますが、だんだんと白くなっていきます。
東京あたりですと環境によっては落葉せず冬でも葉が残っている場合もあるようです。

白~グリーンのお花の「しろまんえ(白万重)」は「テッセン(鉄線)」の枝変わりで、もともとは同じお花でした。
稀にですが、先祖返りなのか、「しろまんえ(白万重)」と「テッセン(鉄線)」が混じって咲いているのを見かけることもあります。
  ↓

クレマチス(鉄線と白万重)

クレマチス(鉄線と白万重)

剪定

新枝または古い枝からも新芽が出る事もある「新旧両枝咲き」。剪定は、深め浅めどちらで切ってもよい「弱~中剪定」。
何年か経って株も大きくなり、地際から新しい芽もたくさん出てツルが混み過ぎて困る様でしたら、古いツルは切って整理しても大丈夫です。

クレマチスの全般的な栽培のポイント

クレマチスは全般的に、日当たりがよく水はけのよい場所で育てます。株元がじりじりと焼けるようなのを嫌います。
下草を植えたりマルチング材で株元を保護してあげるとよいでしょう。
根っこを切られるのを嫌うので、一度お庭に植えたら移植は厳禁。鉢植えの場合も根は崩さずに植えつけます。
多くの品種は冬に落葉します。(品種によっては常緑もあり)枯れたからといってダメになったわけではありません。翌春また芽吹いてきます。

クレマチス テッセン(鉄線)

クレマチス テッセン(鉄線)