オモト(万年青)

  • キジカクシ科

  • オモト属

  • 流通名(和名)

    オモト(万年青)

  • タイプ

    多年草

  • 原産地

    日本、中国

  • 草丈/樹高

    5~50cmほど(種類により異なる)

  • 開花期

    観賞期:周年

  • 耐寒性

    普通

  • 耐暑性

    普通

  • 花言葉

    「長寿」「長命」「母性の愛」「崇高な精神」

オモト(万年青)

オモト(万年青)の特徴

葉の美しさを楽しむ植物で、一年中青々とした葉を繁らせることから縁起の良い植物としても親しまれています。
徳川家康公が江戸城に入城する際に万年青を抱えて入城し、その後徳川300年の繁栄を築いたとの事から、「繁栄」の象徴として、現代でも新築祝い、引っ越し祝いなどに贈られることも多いです。
葉の美しさについては、古くから交配が繰り返されてきた古典植物で、1000種類以上の園芸品種があるとされています。
葉が30~40cmにも伸びる大型種、20cm前後の中型種、葉がカールしたり、葉の重なり具合が美しかったり、斑入り葉が美しいなど、様々な品種があります。

オモト(万年青)の栽培

直射日光や強い日差しの下では葉焼けしますので、基本は明るめの半日陰で育てます。
室内でも大丈夫ですが、あまりに暗い場所だと生育が悪くなりますので、レースのカーテン越しのような明るめの半日陰に置きましょう。
また室内では冷暖房の風にあてないようにしましょう。
林の木漏れ日の下などに自生している植物ですので、外に置く場合は、直射を避けた木陰など、風通しの良い半日陰や、寒冷紗などで30%~50%ほど遮光してください。

多肉植物のように葉が厚く、水を溜め混んでいますので、水のやり過ぎには注意します。
過湿にしないようにしますが、乾燥しすぎるのも嫌います。乾いたらたっぷりとお水やりをしましょう。

生長は比較的遅めです。(一年に葉が2~4枚ほど出る程度)
肥料も少な目がよく、春と秋の生長期に通常よりも薄めた液肥をあげる程度で大丈夫です。

鉢植えでは1~2年に一度くらいの間隔で植え替えを行います。
蘭用の細長めの鉢で育てられることも多く、水はけの重視した用土を用います。
粒が比較的粗目で、赤玉土に軽石が混じった培養土や、粗目の山野草の培養土などで大丈夫です。

冬は、凍らない環境で、-5度以下にはならないようにしてください。
10度前後になると、基本的に生育が緩慢になり停滞します。春~秋ほど水を必要としなくなりますので、冬は水やりの回数を減らします。
(環境や鉢の大きさにもよりますが、3~6日に1回くらい)
水やりを減らしたことで葉が落ちるようでしたら少し回数を増やすなど、よく観察をして微調整するようにしましょう。
葉にホコリがたまったりしたら濡らしたティッシュなどで拭き取って整えてください。