スイートグラス
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科
イネ科
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属
コウボウ属
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流通名(和名)
スイートグラス、スィートグラス、ホーリーグラス、西洋コウボウ(香茅)、バッファローグラス、ズブロッカ草、バイソン草
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タイプ
耐寒性多年草
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原産地
アリゾナ、北アメリカ
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草丈/樹高
60cm~1.2mほど
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開花期
夏ごろ
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花色
白
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耐寒性
強い
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耐暑性
強い
※取り扱いのない場合もございます
スイートグラスの特徴
見た目はただの草ですが、乾燥させたものはバニラのような芳香があります。
一般的にバニラの香りとされていますが、日本人には桜餅のような香りと感じられます。
ネイティブ・アメリカンの間では、神聖な植物として、ホワイトセージ(サルビア・アピアナ)と同様に、古くから祈りの場や魂を浄化するために伝統的に使われてきました。
ホワイトセージは浄化によってネガティブなエネルギーを手放し、スイートグラスはポジティブなエネルギーを引き寄せる とされているそうです。
また、古くからこの草を利用して編み込みの籠や装飾品などにも使われています。
桜のような香りのあるポーランドのお酒「ズブロッカ」に入ってるグラスとしても有名です。
スイートグラスの栽培
日当たりがよく、風通し、水はけのよい環境で育てます。
日陰の場所、水はけの悪い場所ではうまく育ちません。
乾燥しすぎるのも嫌います。地植えの場合は、お水やりは自然に任せて大丈夫ですが、日照りが続くような場合はお水をあげてください。
鉢植えでは乾いたらたっぷりと与えます。
肥料はほとんど不要です。
栽培温度は、-5~35度くらいとされており、とても丈夫な多年草です。
環境があって、よく育っている場合、一年に4~5回くらい収穫できます。
晩秋になってきたら、株元の1~2cmほど残して刈り込みます。冬は生育は停滞しますが、春にまた芽吹いてきます。
地下茎で増えますので、あまり広がりすぎるのは困るという場合は、引っこ抜くか板などを埋めて広がるのを制限しましょう。
スイートグラスが香らない???
「レモングラスは葉をもんだりちぎったりすると香りが感じられますが、スイートグラスは葉をもんだりちぎったりしても全然香りがないです」とのお悩みを持たれる方もいらっしゃるようです。
スイートグラスの甘い香りはクマリンという成分で、生葉の時にはほとんど香りません。乾燥させて初めてクマリンができると言われています。
収穫後、風通しの良い場所で陰干しにしてみましょう。5日~1週間ほどで置いているだけでも甘い香りがしてきます。
手を切らないようご注意
レモングラス同様、葉で手を切ってしまう場合がありますので注意してください。
収穫時や、葉に触れたりもんだりする時は、手袋をするようにしましょう。