ソケイ(ジャスミン)
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科
モクセイ科
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属
ソケイ属
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流通名(和名)
ソケイ(素馨)、オオバナソケイ、オオシロソケイ、タイワンソケイ、キソケイ、ジャスミン、スパニッシュジャスミン、コモンジャスミン
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タイプ
半つる性常緑低木
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原産地
インド、パキスタン、熱帯アジアなど
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草丈/樹高
1~3mほど
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開花期
7~11月ごろ
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花色
白
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耐寒性
弱い
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耐暑性
強い
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花言葉
「優美」
※取り扱いのない場合もございます
ソケイ(ジャスミン)の特徴
「ジャスミン」と名がつく植物はたくさんあります。
園芸店で定番として入荷するのは、黄色のお花の「カロライナジャスミン」、白花の「ハゴロモジャスミン」、「マダガスカルジャスミン」、ジャスミンティーに使われる「アラビアンジャスミン(マツリカジャスミン)」などなど。
いずれも甘い香りが特徴のつる植物(または半つる)です。
食用として使われているのは「アラビアンジャスミン(マツリカジャスミン)」(モクセイ科ソケイ属)で、お茶やお水に入れて、ジャスミンティーや、ピカケウォーター、また香料の原料に使われたりなど、いろいろと楽しまれています。
黄色の「カロライナジャスミン」(ゲルセミウム科ゲルセミウム属)は、「ハゴロモジャスミン」「アラビアンジャスミン(マツリカジャスミン)」とは科属ともに異なります。毒性があるため食用にはできません。
「マダガスカルジャスミン」(キョウチクトウ科シタキソウ属)もジャスミンという名前がついていますが、ジャスミンのような甘い香りがするからとの理由でつけられた花名なだけで、ジャスミンとは異なる別の植物です。こちらも有毒植物なので食用にはできません。
また、「スタージャスミン」という名前で出回る植物もソケイ(ジャスミン)を小さくしたような白花で、見た目はジャスミンとよく似ていますが、キョウチクトウ科テイカカズラ属の常緑性つる性低木で、ソケイ(ジャスミン)=モクセイ科ソケイ属とは異なる別の植物です。こちらも有毒植物なので食用にはできません。
「ハゴロモジャスミン」(モクセイ科ソケイ属)は、アラビアンジャスミン(マツリカジャスミン)と同じ科属ですが、観賞用です。食用には適しません。
上記以外で、モクセイ科ソケイ属のその他のジャスミンは、総称して「ソケイ(キソケイまたはオオシロソケイまたはジャスミンなど)」の名前でいろいろと流通します。
よく出回っているのは「エンジェルウィングジャスミン」「ホワイトプリンセス」「ロイヤルジャスミン」などの園芸種があります。
いずれも観賞用です。食用には適しません。
だいたい5月中下旬~6月以降に入荷することが多いです。
ソケイ(ジャスミン)の栽培
置き場所
日当たりが良く、風通し、水はけのよい場所で育てます。
明るめの半日陰でもそこそこ育ちますが、暗すぎる場所では花つきが悪くなります。
寒さには弱く冬は10℃くらい必要です。基本は常緑ですが環境によっては落葉します。
寒くなってきたら室内に取り込んでください。
用土
水はけのよい草花培養土で大丈夫です。
水やり
基本的に乾いたらたっぷりとお水やりをします。
真夏は日中にお水やりをすると鉢中の温度が上がり根を傷める場合がありますので、気温の上がらない朝方か、涼しくなってからの夕方以降にお水やりするようにしましょう。
冬はやや乾かし気味のお水やりとします。
肥料
植え付け時に根に触れても大丈夫な「マイガーデン(住友化学園芸)」などの肥料を元肥として土に混ぜ込んでおきます。
水やりの時に時々液肥を施します。