ローズマリー
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科
シソ科
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属
マンネンロウ属
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流通名(和名)
ローズマリー、マンネンロウ(迷迭香)
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タイプ
常緑低木
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原産地
地中海沿岸
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草丈/樹高
30cm~2mほど
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花色
青、薄紫、ピンク、白
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耐寒性
普通
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耐暑性
強い
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花言葉
「あなたは私を蘇らせる」「変わらぬ愛」「追憶」「思い出」「記憶」
※取り扱いのない場合もございます
ローズマリーの特徴
葉に爽快でフレッシュなグリーンの香りがある人気のハーブで、リラックスさせる香りとは対照的に、精神を高揚させ、「覚醒のハーブ」と呼ばれています。
高齢のハンガリーの王妃エリザベート1世が、ローズマリーから作った化粧水で健康と若さを取り戻し隣国の王子からプロポーズを受けたという逸話があり、「若返りのハーブ」とも呼ばれています。
香りの爽快感は数あるハーブの中でもトップクラスで、シャンプーやボディソープ、ハンドクリーム、アロマオイル、石鹸、入浴剤など、さまざまな生活用品で使われています。
肉や魚料理などの臭み消しや、香りづけとしてもよくつかわれ、ジャガイモ料理とも相性がよく、ジャガイモにローズマリーを添えたソテーなどはよくみかけます。
一口にローズマリーといってもたくさんの品種があり、樹形も立性、半立性、匍匐性と分かれ、花色、香りも品種ごとに違います。
体感ですが白花の品種はツンとしたとがった香りが強く、料理に適した品種である「トスカナブルー」などは、甘めの濃厚な香りがします。指で葉を触って、香りの違いを感じてみるとローズマリーの新しい楽しみがまた広がると思います。
乾燥に強く丈夫で育てやすいので、初心者にもおすすめのハーブです。
ローズマリーの栽培
置き場所
日当たりが良く、風通し、水はけのよい場所で育てます。
ほとんどの植物は西日を嫌いますが、ローズマリーは多少の西日でも大丈夫です。
寒さには比較的強いです。霜や寒風の当たらない軒下で冬越しできます。厳寒地にお住まいの方は防寒するか、鉢植えで室内にいれた方が無難です。
水やり
基本的に土がしっかり乾いたらたっぷりとお水やりをします。過湿を嫌い、乾燥を好みます。
真夏は日中にお水やりをすると鉢中の温度が上がり根を傷める場合がありますので、気温の上がらない朝方か、涼しくなってからの夕方以降にお水やりするようにしましょう。
冬は水やりを減らし、乾かし気味にします。
肥料
肥料はあまり必要ありません。あげるのであれば春秋の生育期間に軽く緩効性肥料を施します。
多くのハーブは多肥すぎると香りが薄くなったりしますので、無肥料で育てた方がうまくいく場合が多いです。(中には肥料を好むハーブもあります)
有機肥料は、虫やカビなどが発生しやすくなります。ベランダ菜園などでは、IB化成などの化成肥料にした方が虫が発生しにくいです。
その他の注意
地植えにする場合は、水はけのよい場所に植えましょう。でっぷりとした粘土質の土壌は嫌います。
よく、地植えにしていたローズマリーが、数年後にある日突然枯れた、という話を聞くことが時々あります。
これはおそらく、植え付け時に穴を掘って水はけよく改良した先の粘土質の土壌のエリアに根が到達した為ではないかと考えられます。
突然の枯れ対策としては、予め植え付け時には通常よりも穴をかなり大きく深くして、水はけをよく改良した土のエリアを大きくしておくこと、また、挿し芽をしていくつかの予備を作っておくとよいでしょう。