ミズナ(水菜)

  • アブラナ科

  • アブラナ属

  • 流通名(和名)

    ミズナ(水菜)、キョウナ(京菜)、千筋菜、壬生菜、柊菜

  • タイプ

    二年草

  • 原産地

    日本(京都)

  • 草丈/樹高

    20~30cmほど

  • 開花期

    収穫=5月~12月

  • 花色

    黄色

  • 耐寒性

    やや強い

  • 耐暑性

    やや弱い

  • 花言葉

    「虚空」

ミズナ(水菜)

ミズナ(水菜)の特徴

シャキシャキとした歯ごたえが特徴の京都が原産とされるアブラナ科の野菜です。古くから京都で栽培されてきたため「京菜」とも呼ばれています。
生でも加熱してもどちらでも美味しく、サラダやパスタ、関西の鍋料理「はりはり鍋」など、さまざまな料理で使われています。
水菜のシャキシャキ感を損なわないよう、過熱しすぎない調理が美味しくいただくコツです。

ビタミンA、C、E、カルシウム、リン、鉄、葉酸、βカロテン、植物繊維などが豊富に含まれており、抗酸化作用、美肌効果、免疫力アップなどに効果があるとされ、見た目よりも栄養価が高い野菜です。

種まきから収穫までは、だいたい30~40日(夏)、冬ですと80日くらいで収穫できます。

ミズナ(水菜)の栽培

用土

中性の土壌を好みます。一般的な草花培養土は弱酸性になっているのが通常ですので、軽く苦土石灰などを加えて酸度を調整します。
畑の場合は、種まきまたは植付けの2週間前に苦土石灰を加えよく耕します。
1週間前に堆肥と元肥を入れてよく耕し、畝を作ります。連作を嫌いますので、前回アブラナ科を植えた用土は再利用しないようにしましょう。
プランター栽培の場合は、あとで化成肥料を置き肥するので元肥は入れなくてもかまいません。

置き場所

種まきする場合、発芽地温は20~30度で、生育温度は15~25度で冷涼な気候を好みます。
露地栽培では3月~10月中旬くらいまでは種まきが可能です。(収穫は5月~12月)
日当たりが良く、風通し、水はけのよい場所で育てます。

種まき

種まきの場合、5mm~1cmくらいの間隔ですじまきをします。土を5mmほど覆土して軽く手で押さえ、しっかり水やりしてください。

間引き

本葉が1~2枚出てきたら、株間2~3cmくらいに間引きます。
本葉が3~4枚になる頃には、株間5cmくらいになるように間引きます。

水やり

プランターの場合は基本的には乾いたらたっぷりとお水やりをします。
芽が出てから草丈15cmくらいになるまでの幼苗は、乾燥に弱いので乾かし過ぎないよう注意します。
生長して15~30cmの間になると、今度は過湿に弱くなりますので、水のやり過ぎにならないようにしてください。
真夏は日中にお水やりをすると鉢中の温度が上がり根を傷める場合がありますので、気温の上がらない朝方か、涼しくなってからの夕方以降にお水やりするようにしましょう。

肥料

草丈が10cmくらいになったら追肥(プランターの場合はIB化成などを置き肥)します。
草丈が20cmくらいになったら二回目の追肥をします。
若い葉を楽しむ場合は20cmくらいで、大株では30cmくらいになったら収穫できます。

その他の注意

野菜はたいへんおいしく、虫に食べられやすいので、プランター栽培では不織布などで覆うなど防虫対策を施してください。
畑の場合はトンネル支柱などを利用して虫除けをしましょう。

ミズナ(水菜)