ウメバチソウ(梅鉢草)

  • ニシキギ科

  • ウメバチソウ属

  • 流通名(和名)

    ウメバチソウ(梅鉢草)、パルナッシア

  • タイプ

    落葉性多年草

  • 原産地

    北半球の温帯~亜寒帯

  • 草丈/樹高

    15~30cmほど

  • 開花期

    9~10月ごろ

  • 花色

  • 耐寒性

    強い

  • 耐暑性

    弱い

  • 花言葉

    「いじらしさ」

ウメバチソウ(梅鉢草)

ウメバチソウ(梅鉢草)の特徴

日本各地の日当たりの良い湿地や、水が染み出すような山の傾斜地などに自生しているお花で、家紋の“梅鉢”に似ていることからウメバチソウ(梅鉢草)と名づけられたそうです。
園芸店ではだいたい9月ごろに入荷することが多いです。
白いもじゃもじゃした花が特徴の清楚なシラヒゲシウ(白髭草)も同じ仲間です。

ウメバチソウ(梅鉢草)の栽培

置き場所

初夏~秋くらいまでは風通しのよい明るい半日陰で管理します。それ以外の季節は陽だまりの暖かな日向に置きます。
乾燥しすぎる環境や、あまりに暗い場所では生育が悪くなります。
また、基本的に暑すぎる環境は嫌いますので、蒸し暑い東京などの平野部での管理はやや難しく、中級者向きの植物とも言えます。
寒さには強いので、冬は凍らないところであれば戸外で冬越しできます。寒冷地では霜よけや寒風が当たらない場所に置きましょう。

用土

一般的な山野草の用土で大丈夫です。
水はけがよい用土がよいのですが、粗過ぎて乾きやすい土の場合は、水苔などを細かくして土に混ぜ込み、湿度を高めるようにします。
湿地に自生しているので受け皿などに水を溜めて腰水にしがちですが、ずっと水につけたままの停滞水だと腐りやすくなりますので、腰水よりは、湿った土を入れたやや大きめの鉢に二重鉢などにして管理した方がよいです。
熱帯夜が続くような平地では鉢中の温度が上がり、根も傷みやすくなりますので、山野草用の深鉢を用い、軽石などを多めに敷いて水はけを高くするよう工夫しましょう。
他の植物(ベニチガヤなど)と一緒に植えると育てやすいとも言われています。

水やり

乾燥させないようにお水やりをします。
二重鉢にするほか、人工芝などの上に鉢を置いて、鉢のまわりに水を打って空中湿度を保つようにするのもよいでしょう。

肥料

傷みやすいので元肥は入れません。
春~秋(真夏は除く)に、薄めの液体肥料(2000~3000倍程度のもの)を月に2~3回施します。