エビネ(海老根)
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科
ラン科
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属
エビネ属
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流通名(和名)
エビネ(海老根)、ジエビネ(地海老根)、ヤブエビネ(藪海老根)
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タイプ
常緑多年草
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原産地
中国、朝鮮、日本
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草丈/樹高
30~50cmほど
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開花期
春咲き種4月~5月ごろ
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花色
赤茶、オレンジ、黄色、ピンク、白など
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耐寒性
普通(弱い種もある)
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耐暑性
普通(弱い種もある)
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花言葉
「謙虚」「澄んだ瞳」「にぎやかな人柄」「誠実」
※取り扱いのない場合もございます
エビネ(海老根)の特徴
小さな蘭で、連なるように重なった花を咲かせます。春咲き種と夏咲種があります。
地下に球根のような偽鱗茎(バルブ)が連なっていて、海老のように見えることからエビネ(海老根)と呼ばれます。
古くから日本各地の低山に自生していましたが、乱獲により近年では数が減って環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されています。
園芸店で出回る園芸種では、タカネ、ヒゼン、サツマなどの交配種などがあります。
エビネ(海老根)の栽培
置き場所
風通しのよい半日陰~日陰で管理します。
春秋は50%くらい、夏は70%ほどの遮光をします。
ヤシ殻チップなどを混ぜて水はけよく土壌改良した用土で、庭植えもできますが、鉢植えの方が管理しやすいです。
冬は基本的に寒風や霜などに当てないよう、プチプチなどの緩衝材や保護シートなどをかぶせて防寒してください。
種類によって耐暑性や耐寒性が異なり、暑さにはとても弱いサルメンエビネ、寒さにやや弱いキリシマエビネ、寒さと暑さに弱いオオキリシマエビネなど、
種類によって性質が異なります。
用土
硬質鹿沼土や軽石が主な水はけのよい山野草の土にヤシ殻チップなどを混ぜて水はけよくします。
水やり
基本的に乾いたらたっぷりとお水やりをします。
上からお水をかけると腐って病気になりやすいので株元からそっとお水やりをするようにしましょう。
乾燥は嫌いますが、過湿も根腐れの要因になります。
肥料
多肥は根を傷めやすくなります。やや薄めの施肥を心がけましょう。
3~6月ごろに、チッ素主体の肥料(観葉植物用の肥料など)を月に1回施します。
7~9月は、リン酸、カリウム主体の緩効性化成肥料をやや少な目に施します。