エゴマ(荏胡麻)

  • シソ科

  • シソ属

  • 流通名(和名)

    エゴマ(荏胡麻)、ジュウネン、えぐさ

  • タイプ

    一年草

  • 原産地

    インド、ヒマラヤ、中国南部

  • 草丈/樹高

    1~1.5mほど

  • 開花期

  • 花色

  • 耐寒性

    弱い

  • 耐暑性

    やや弱い

エゴマ(荏胡麻)

エゴマの特徴

シソの変種とされ、見た目もシソそっくりですが、葉はシソよりも硬く、ややごわごわしています。
独特な香りと苦みがあり、少々クセがある野菜です。韓国などでは焼き肉に巻いて食べるのがポピュラーなのだそうですが、日本ではまだ馴染みがないですね。
エゴマを食べると10年は長生きできると言われ、「ジュウネン」という別名があります。

種からとれる油には「オメガ3脂肪酸」のひとつである「α-リノレン酸」が含まれており、人間の体内では合成することの出来ない必須脂肪酸です。
βカロテン、ビタミンC、ビタミンEも豊富に含み、血流の改善、血圧やコレステロールの低下、抗酸化作用、免疫力アップ、殺菌効果、アレルギーの軽減、老化防止、高血圧や糖尿病予防などに効果があるとされています。

最近では、エゴマ油やドレッシングなどの商品もよく見かけるようになりました。
1日に必要な「α-リノレン酸」を野菜で取ろうとすると結構大変ですが、エゴマ油ですと1日小さじ1杯分(約3g程)が目安、との事でお手軽です。

(※エゴマの苗の入荷時期は5~6月ごろです。)

エゴマの栽培

置き場所

日当たり~半日陰の、風通し、水はけのよい場所で育てます。
シソと交雑しやすいので、一緒には植えないようにします。
6節ほど生長したら、3節を残して収穫すると脇芽が出て収穫量が増えます。
寒さには弱く、冬になったら終了の一年草です。

水やり

やや乾燥には弱いです。基本的に乾いたらたっぷりとお水やりをします。
真夏は日中にお水やりをすると鉢中の温度が上がり根を傷める場合がありますので、気温の上がらない朝方か、涼しくなってからの夕方以降にお水やりするようにしましょう。

肥料

肥料は特になくても大丈夫です。あげるのであれば、収穫後に軽く化成肥料をあげる程度でよいでしょう。
有機肥料は、虫やカビなどが発生しやすくなります。ベランダ菜園などでは、IB化成などの化成肥料にした方が虫が発生しにくいです。

エゴマ(荏胡麻)