ユリ(オリエンタル・ハイブリッド)
-
科
ユリ科
-
属
ユリ属
-
流通名(和名)
ユリ(オリエンタル・ハイブリッド)
-
タイプ
秋植え球根
-
原産地
日本(園芸品種)
-
草丈/樹高
30cm~2mほど
-
開花期
7月ごろ
-
花色
白、ピンク、黄色など
-
耐寒性
強い
-
耐暑性
普通
-
花言葉
「純粋」「無垢」「祝福」
※取り扱いのない場合もございます
ユリ(オリエンタル・ハイブリッド)の特徴
ユリの原種はおよそ110種くらいあるとされており、その中でも「オリエンタル・ハイブリッド」は、日本原産のヤマユリ、ササユリ、オトメユリ、スカシユリなどの交配から生まれた園芸品種をそう呼んでいます。
代表的な品種は純白の「カサブランカ」で、一番多く出回ります。丈夫で育てやすく、大輪でたくさんの花を咲かせ、豪華で人気のある定番種です。
花言葉ともあわせて、結婚式のブーケやご贈答にされる事も多いです。
他には、「コンカドール」「シベリア」「リアルト」「ソルボンヌ」「マルコポーロ」「マーロ」など、さまざまな品種があります。
ユリ(オリエンタル・ハイブリッド)の栽培
「カサブランカ」などのオリエンタル・ハイブリッド系のユリの球根は、9~10月ごろに入荷します。
植え付けの適期は10~11月です。
球根は、固くよくしまったものがよく、大きさが大きいほどたくさんの花が咲きます。
乾燥には弱いので、入手後はなるべく早めに植え付けるようにしましょう。
すぐに植えられない場合は、おがくずや腐葉土などに埋めて乾かさないようにしてください。
置き場所
半日陰の、水はけ、風通しのよい場所を好みます。
「オリエンタル・ハイブリッド」は、強い直射日光下は苦手です。木漏れ日の当たる明るい半日陰で管理してください。
西日のあたる場所は避け、朝日がさすような風通しのよい東側が理想です。
用土
鉢植えの場合は一般的な草花培養土で大丈夫ですが、水はけのよいタイプを選ぶようにします。
ユリは、球根の上と下の両方から根がでてきますので、球根3つ分くらいの深さに植えます。鉢は深いものを用意しましょう。(7号~10号の深鉢がよい)
庭植えの場合は、堆肥や腐葉土などをよく漉き込んでふかふかの土づくりをしておきます。
肥料
市販の球根は、何年かかけて十分に肥大しているものが売られていますので、球根自体に咲くための栄養分がつまっています。
元肥をいれなくても大丈夫ですが、あげる場合は根にふれてもいい「マイガーデン(住友化学園芸)」などを土に混ぜこんでおきます。
芽が出てきたら1週間に一度くらいの間隔で液体肥料をあげてください。
水やり
しっかりと根付いていれば地植えではお水やりは自然にまかせて大丈夫ですが、日照りが続くような場合はたっぷりとお水やりしましょう。
鉢植えでは、基本的に乾いたらたっぷりとお水やりをします。
乾燥させすぎないよう注意してください。(過湿過ぎるのも嫌います)
花後のお手入れ
花後は、種をつけないよう葉や茎を残して花首から切り取ります。お礼肥えとして緩効性肥料を施します。
秋ごろに葉も枯れてきたら、茎を地際から切り落として掘り上げます。
百合の球根は乾燥を嫌いますので、チューリップなどのその他の秋植え球根のように干したりしません。
球根が乾かないようすぐに新しい用土で植え付けます。
すぐに植えられない時は、おがくずや腐葉土などに埋めて保護してください。
水はけのよい場所でしたら葉、茎を取り除いた後、球根を埋めっぱなしでもよいですが、3年に1回くらいは掘り上げるようにします。
連作は嫌うので、土を入れ替えるか、違う場所に植えつけるようにしましょう。