アサガオ(朝顔)

  • ヒルガオ科

  • イポメア属

  • 流通名(和名)

    アサガオ(朝顔)、宿根朝顔、野朝顔、西洋朝顔、琉球朝顔

  • タイプ

    一年草または宿根草

  • 原産地

    熱帯から亜熱帯

  • 草丈/樹高

    20cm~6mほど

  • 開花期

    7月中旬~10月上旬ごろ

  • 花色

    青、白、ピンク、水色、紫、複色など

  • 耐寒性

    弱い

  • 耐暑性

    強い

  • 花言葉

    「愛情」「結束」「明日もさわやかに」「あなたに絡みつく」

アサガオ(朝顔)

アサガオ(朝顔)の特徴

アサガオ(朝顔)は、誰でも一度は子供の頃に育てたことがあるお花ではないでしょうか。
ヒマワリ(向日葵)と並んで夏を代表するつる植物です。

江戸時代に大流行し、たくさんの園芸品種が作られたとされています。
従来の日本のアサガオ(朝顔)は寒くなると枯れてしまう一年草です。
また、日が短くなると花芽をつける短日植物です。

おなじみの日本の朝顔の他に、大株になる西洋朝顔や、沖縄の琉球朝顔や野朝顔をもとに作られた宿根アサガオなど、さまざまな種類があります。
クリアな水色が人気の「ヘブンリーブルー」は西洋朝顔、
琉球アサガオや野朝顔などを改良して作られた「オーシャンブルー」や「ケープタウンブルー」「クリスタルブルー」などの園芸品種は、宿根草で毎年咲きます。「琉球朝顔」という名前で入荷するものもあります。
また「ヘブンリーブルー」をもとにして作られたとされる「天上の蒼」などの園芸品種も人気です。

つる植物なので、グリーンカーテンとして利用される方もおられるようですが、日本の朝顔は、ゴーヤやヘチマほど葉が繁らないものも多いので、ゴーヤやヘチマなどを混ぜるとよいです。
西洋朝顔や宿根アサガオでしたら大株になり、たくさん繁ります。

東京では毎年7月ごろに朝顔市が開かれます。行灯仕立ての鉢が朝早くから並び、夏の風物詩として古くから親しまれてきた行事となっています。

アサガオ(朝顔)

アサガオ(朝顔)の栽培

置き場所

日当たりが良く、風通し、水はけのよい場所で育てます。
種から育てる場合は、5月中旬~下旬が種まきの適期です。

用土

苗の場合は一般的な草花培養土で大丈夫です。
種まきの場合は、肥料を含まない清潔な土、たねまき用土などを用います。
1週間ほどで芽が出てきます。本葉が2~3枚になったら鉢などに植え替えます。

摘芯

葉っぱが5~6枚ほどになったら先端を摘芯します。
切ることによって脇芽が出てお花がたくさんつきます。
お花は一日花です。

アサガオ(朝顔)は、日が短くなると花芽をつける短日植物です。
夜は自然に暗くなる場所で栽培します。家の明かりや、外灯があたるような場所ではお花が咲かない場合があります。

水やり

基本的に乾いたらたっぷりとお水やりをします。
真夏は日中にお水やりをすると鉢中の温度が上がり根を傷める場合がありますので、気温の上がらない朝方か、涼しくなってからの夕方以降にお水やりするようにしましょう。

花が咲くまではやや控えめ、生育旺盛となる夏は、鉢の大きさにもよりますが、朝と夕方にあげる必要がある場合もあります。
また、水のやり過ぎでぐったりしてしまう場合もありますので、よく観察してお水やりしましょう。

肥料

植え付け時に根に触れても大丈夫な「マイガーデン(住友化学園芸)」などの肥料を元肥として土に混ぜ込んでおきます。
有機肥料は虫がつきやすいので、ベランダガーデンなどでは化成肥料の方がおすすめです。

水やりのついでに週に1度程度液肥を施します。
チッソ分が強い肥料は葉ばかり繁って花付きが悪くなる場合があります。チッソ-リンサン-カリの配合比は、リンサンが高めの肥料を使うようにしましょう。

宿根アサガオ(朝顔)が咲かない・・・

アサガオ(朝顔)は夏に咲くお花、と思っている方も多いかと思いますが、
基本的に、日が短くなると花芽をつける短日植物です。
早咲きの品種もありますが、9月くらいにならないと咲かない遅咲き種もあります。

中でも、「オーシャンブルー」や「ケープタウンブルー」「クリスタルブルー」などの宿根アサガオは、購入した年は、咲くのは晩秋です。
環境にもよりますが、11月ぐらいになってやっと咲いた、というお宅もあります。
咲かないからといって不良品ではありませんので、気長に待ちましょう。

冬を越して、株が大きく育った2年目以降は、早咲きとなります。(6月ぐらいから咲く)

また、日が短くなり、夜間は暗くならないと花芽をつけないため、家の明かりがもれるベランダや外灯の下では咲かなくなります。
置いている場所が適切かどうかも注意しましょう。

アサガオ(朝顔)